ドイツの世界的強豪バイエルン・ミュンヘンで2年目を迎えた日本代表DF伊藤洋輝。
26歳の伊藤は、188cmの大型ディフェンダーで、センターバックと左サイドバックでプレーできる。
昨シーズンは開幕前を含めて3度の中足骨骨折に見舞われ、8試合にしか出場できず、今年3月以降は長期離脱を余儀なくされていた。
その伊藤は再手術とリハビリを経て、今年11月に復帰。そして、14日に行われたマインツ戦で先発出場を果たした。伊藤が先発するのは3月8日のボーフム戦以来、281日ぶりのこと。
ただ、バイエルンは、佐野海舟と川﨑颯太が所属するマインツ相手にボール保持率85%、シュート24本と押し込むも、2-2の引き分けに終わった。
センターバックとして後半26分までプレーした伊藤について、ドイツ紙『Hanauer Anzeiger』はこう評価していた。
「この日本人選手は、まだ必要な自信を十分に発揮できていないものの、数ヶ月にわたる苦しみを経て先発復帰を果たしたことはマインツ戦で何よりも輝くものだった。自分の仕事をしっかり果たした」
マインツ戦では伊藤の先発復帰が一番のトピックだったということのようだ。
伊藤本人は「応援ありがとう」と英語のメッセージをSNSに投稿していた。
バイエルンは21日のハイデンハイム戦が2025年のラストゲームになる。
筆者:井上大輔(編集部)
