ドイツで奮闘する日本人FWに、厳しい現実が突きつけられている。

同国2部FCマクデブルクの専門メディア『Magdeburg Blau-Weiss』は、今季途中に加入した元日本代表FWオナイウ阿道の現状と、今冬の去就について報じた。

オナイウはJリーグの浦和レッズや横浜F・マリノスで結果を残し、日本代表としてもプレー経験を持つストライカーだ。

2021年にフランスのトゥールーズへステップアップ。その後移籍したオセールでは同クラブを1部昇格へ導き、エースストライカーとして活躍した。

今季、移籍市場の締切間際にマクデブルクへ加入した。

しかし、マクデブルクでは思うように出場機会を得られていない。就任当初のマルクス・フィードラー監督の下では4試合に出場し、1試合で先発も任されたが、ゴールやアシストといった目に見える結果は残せなかった。

その後、指揮官が交代すると状況はさらに厳しさを増し、後任のペトリク・サンダー監督、パスカル・イボルト監督は、いずれもオナイウをリーグ戦で起用せず、現在はU-23チームでの調整が続いているという。

36人を抱える大所帯のチーム事情もあり、同メディアはオナイウが「立場を確立できていない選手の一人」だと指摘。出場機会を求め、今冬の移籍市場で動きが出る可能性も示唆している。

再起を期す日本人FWが、この難局をどう乗り越えるのか注目が集まる。

筆者:江島耕太郎(編集部)

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