来季、上位進出を見据える清水エスパルスが、守備陣再建へ向けた補強に着手するようだ。

韓国メディア『スポーツ朝鮮』は、韓国1部屈指のマルチディフェンダーである浦項スティーラーズの韓国代表DFパク・スンウクが、清水へ移籍する見通しだと報じた。

同メディアによると、移籍金交渉や個人的な条件の調整はすでに合意に達しており、メディカルチェックなど最終手続きを終え次第、正式発表される予定だという。

昨季J1で14位フィニッシュとなった清水にとって、51失点と課題が明確だった守備の立て直しに向けた今冬最大級の補強となる。

パクはセンターバック、左右のサイドバック、さらには守備的MFまでこなす万能型DF。

韓国3部に該当するセミプロリーグからキャリアをスタートさせ、2021年に加入した浦項で頭角を現すと、軍隊クラブの金泉尚武でも主力として活躍。2024年には韓国代表デビューも果たした。

代表デビューとなったシンガポール戦では、途中出場からアシストを記録。今年7月に韓国で開催された東アジアE-1選手権では日本代表とも対戦し、国際舞台でも存在感を示している。

清水は今オフ、ヴィッセル神戸で2度のリーグ優勝を経験した吉野孝行監督を新指揮官に迎え、チーム再構築を進めている。

豊富な運動量と戦術眼を備えたパク・スンウクは、その構想に合致する存在と見られ、即戦力としての期待は大きい。

清水は、過去にアン・ジョンファンやチョ・ジェジンら多くの韓国人選手が在籍してきたクラブで、パクがどのように守備を引き締めるのか注目が集まる。

筆者:江島耕太郎(編集部)

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