11月5日に発売された『Football Manager26』のインタビュー。Qoly編集部がプロデューサーであるマイルズ・ジェイコブソン氏を直撃した。
(後編)となる今回は、リアルなサッカー界とのつながりについて教えてくれた。
――『Football Manager』といえば、現実のサッカーでFootball Managerシリーズをプレーしている、してきたという指導者が少なくありません。
現実のサッカーとゲームがお互いに影響を与えあっていると思っています。
Football Managerシリーズを作るにあたって、すごくリサーチをして、サッカーの勉強をして作っています。
実際に、月1で有名な選手や監督を招いて意見交換をしています。
名前は出せませんが、先日もとある有名な監督さんが我々にレクチャーをしてくれましたが、その時もタクティカル・ボードを持ってきてくれて、さらにアシスタント・コーチまできて。試合前に選手に話すように、ボールをもって、「ポゼッションの時はこう戦うんだ、オフ・ザ・ボールの時はこう戦うんだ」と教えてくれました。週末の試合のネタバレですね(笑)。
反対に、実際のクラブが選手獲得をする際に私たちのデータを活用することもあります。
――その関係性はすごいですね。
とある、監督さんなのですが、リアルでフットボール・マネージャー、家に帰ってからFootballManagerシリーズを遊ぶみたいな方もいます。
そういう方が結構いるので、お互いに話をすることはWin-Winの関係が築かれています。
――選手が引退した後の就職先やセカンドキャリアとしてはどうでしょうか?
女子サッカーを今回搭載するにあたりフロントにいるのは、イングランドのサッカークラブ・ブレントフォードFCでプレーしたこともあるティナというスタッフです。彼女のもとに、50人のほぼ女子サッカー専門のメンバーがデータを集めています。
男子では、有名なクラブのアカデミーにいた選手がプログラマーになって弊社に入社したことがあります。コヴェントリーにいたってことだけは名前を出してOKです。
――すごいですよね。Football Managerシリーズに登場していた選手が、今度は作る側になると。話はまだまだ尽きないのですが、長くなりましたのでいったんこの辺でおひらきとしましょうか。


