「(それでも通訳が)素晴らしい男で、すぐに仲良くなった。選手たちもほとんどが英語をうまく話せた。自分の韓国語も上手だった。若手選手から教えてもらったのさ。
夕食でのエピソードはいくつかあるね。加入当初、若手選手たちと食べに行った時のことを覚えている。
彼らの文化では、テーブルで先輩が先に食べはじめるのを必ず待つ。だから、俺の料理が来ていないと、彼らはすでにきていた料理にも口をつけなかった。
『食べなよ。俺のは来るから』って言っても、『ダメです、食べることはできません』って感じでね。文字通り、俺が自分の料理に手をつけないと、彼らも食べられない。あれは衝撃的だったね」
韓国では、タコの踊り食いに驚いたようだ。また、年下の選手が食事に手をつけずに待っていたそうで、韓国の儒教文化にも衝撃を受けたそう。

AFCチャンピオンズリーグで町田ゼルビアと対戦した際のリンガード
(C)Getty Images
一方、ペントハウスでご近所さんになった韓国代表ソン・フンミンとは仲良しになったそう。
そのうえで、リンガードは「この2年で選手やファンと強い絆を築いた。力強いレガシーを残せたと思う」、「(新天地は)ヨーロッパ、サウジアラビア、UAEかな」とも話していたという。
筆者:井上大輔(編集部)
