Jリーグ同様に韓国のKリーグも今シーズンの戦いが終わった。
2024年から韓国のFCソウルでプレーしてきた元イングランド代表ジェシー・リンガードは今シーズン限りでの退団を決意した。
33歳の彼は、かつて名門マンチェスター・ユナイテッドで育成されたスターで、韓国でプレーした最も有名な選手にもなった。

マンチェスター・ユナイテッド時代の香川真司とリンガード(右)
そのリンガードが、『Guardian』のインタビューで、韓国について語っていた。
「食べ物が違ったのは間違いない。生きたタコにも挑戦したよ。動いていて、最初は怖かったけれど、大丈夫だった。
(ソウルで遭遇したファンたちは)おぉ!って感じですごく驚くんだ。『リンガード、リンガードだ』って、写真をお願いされる。
(チームが低迷した際にサポーターが)スタジアムの外で、1時間もチームバスを止めて、監督に出てきて話をさせた。あれはクレイジーだったね。ソウルは韓国で最大のクラブだからね。自分はいつもユナイテッドと比較していたよ。勝利への期待が常にある。
(加入した)最初はショックだった。ソウルのことは何も知らなかったからね。でも、マンチェスターでの喧騒から離れて、リセットするチャンスだと思った。(マンチェスターでは)誘惑も多くて、外出したりしてしまう。そこから抜け出して、サッカーに集中したかった。
(ソウルの練習場には食堂がなく、選手は自分でランチを用意する必要がある。ロッカールームには椅子がなく、練習場とスタジアムには床暖房もない)
雪が降ったり、凍ったりすると練習ができない。ジム(フィジカルトレーニング)をやるか、人工芝で走るしかない。寒さのせいで、シーズン最後の数週間はそれを余儀なくされた。
去年の試合ではピッチの左サイドが氷のように冷たかったので、ほとんど右サイドでプレーしなければいけないこともあった」
