今季J2で初優勝を果たし、悲願のJ1初昇格を成し遂げた水戸ホーリーホック。
ただ、シーズン終了後、西村卓朗取締役GMが契約満了で退任。森直樹監督も退任でフットボールダイレクターに就任し、今季J1アルビレックス新潟を率いた樹森大介氏が復帰し新監督に就くなど慌ただしいオフを過ごしている。
そうしたなか、地元紙など一部メディアでは、クラブが2026-27シーズンよりホームスタジアムを現在のケーズデンキスタジアム水戸(水戸市立競技場)から水戸信用金庫スタジアム(笠松運動公園陸上競技場)へ変更する旨の報道がなされた。
水戸市の北、茨城県那珂市にある水戸信用金庫スタジアムは、1974年や2019年の国体でメイン会場として使用された県内最大の陸上競技場。水戸も過去にホームスタジアムとして利用していたことがあり、約22,000人収容する。
来季、初のJ1を戦う水戸にとって、10,152人収容のケーズデンキスタジアム水戸は手狭になることが予想される。
それもあっての“移転”かと思われたが、クラブは22日、『ホームスタジアムに関する報道について』と題したリリースを発信。以下のように綴った。
「平素より、水戸ホーリーホックへの温かいご支援、ご声援を賜り、誠にありがとうございます。
2025年12月21日以降、一部報道機関において、当クラブの『ホームスタジアム』に関する情報が報道されておりますが、当該報道内容につきましては、確定した事実ではございません。
現在クラブでは、2026-27シーズン以降の『ホームスタジアム』について、あらゆる可能性を視野に入れながら、関係各所と慎重に調整を行っております。
今後、『ホームスタジアム』に関する事項につきましては、決定次第、関係各所と連携の上、クラブより公式にお知らせいたします。
ファン・サポーターの皆さまをはじめ、関係者の皆さまにご心配・ご迷惑をおかけしましたことを、お詫び申し上げます。
株式会社フットボールクラブ水戸ホーリーホック
代表取締役社長 小島耕」
来季のホームスタジアムに関して、まだ確定した事実はないとのこと。
ケーズデンキスタジアム水戸は水戸市、水戸信用金庫スタジアムは茨城県が所有していることもあり、仮に移転するとしてもまだ関係各所の調整が必要のようだ。
筆者:奥崎覚(編集部)
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