「意外にみんなやさしく声をかけてくれて…嬉しかったのが、前日にバーに行ったんですよ。
エージェントと一緒に行ったんですけど、バーでお茶してたら、イタリアのレジェンドたちがご飯食べていたんですよ。
パッってイタリアのレジェンドたちと目が合っちゃって、そうしたら、デルピエロが立ち上がって、挨拶してくれて。
え!?認識されてるって…イタリアでプレーしててよかったぁと思いました(笑)
その後、マテラッツィってジダンに頭突きしたDFで、長友選手とも一緒にやってた彼も握手をしてくれて、めちゃくちゃ嬉しかったです。
それだけでイタリアの苦しかった2年半が報われたような気がしました(笑)
ちなみに、デルピエロとはまた会場で会ったので、『レストランがロスにあるよね、行ったよ!』って言ったら、『どうだ?好きか?』って言われて、『大好きだ!』って言っておきました。おいしかったですけどね、普通に、本当に」
抽選会には前日から世界的レジェンドたちが大集結していたそう。
元イタリア代表FWクリスティアン・ヴィエリと元アルゼンチン代表FWガブリエル・バティストゥータ、そして、元イタリア代表DFファビオ・カンナヴァーロが一緒にお茶しているのは、確かにすごい…。
そのなかで、わざわざ挨拶してくれたのは、元イタリア代表のアレッサンドロ・デルピエロだったそう。
彼はアズーリの10番を背負ったスターだが、大の親日家でもある。新日本プロレスのファンとして知られるほか、2012年には東日本大震災復興支援Jリーグスペシャルマッチにも出場した。
また、インテル時代に長友佑都ともプレーした元イタリア代表DFマルコ・マテラッツィとも握手をしたとのこと。

マテラッツィと長友
吉田は2020年1月から2022年夏までイタリアの名門サンプドリアでプレーしたが、セリエAで15位、9位、15位と厳しい戦いを余儀なくされた。
ただ、イタリアのレジェンドと繋がれたことで、それが報われたとも感じたそう。
吉田はオランダ、イングランド、ドイツでもプレーしており、日本人選手のなかでは相当な人脈を持っている。
筆者:井上大輔(編集部)
