今年8月に川崎フロンターレのU-18からトップチームに昇格したDF関德晴が、中国のメディアで取り上げられて話題を集めているようだ。

関德晴は2007年4月11日生まれのサイドバックで、東京都八王子市の出身。186cmの大柄な体格を持っており、ドリブルやクロスボールが得意な攻撃的ディフェンダーとして評価されている。その名前の読み方は「かん のりはる」だ。

『163.com』では「中国にとっての鄭大世?」とタイトルがつけられ、関德晴が将来的に中国代表選手になることを期待する記事が掲載された。

川崎フロンターレの公式サイトでは特に記載はないものの、Jリーグのデータサイトや『Transfermarkt』では彼が中国国籍を持っていると書かれているのだ。

「彼は中国の鄭大世になるのか?現在日本のJ1リーグに所属している左サイドバックの選手が中国国籍を保有しており、将来的には中国代表入りの可能性もある。東京都八王子市出身で川崎フロンターレにいることを考えると、北朝鮮代表になったスター選手の鄭大世と比較されるのも無理はない。

鄭大世は日本で生まれたが、北朝鮮代表入りを果たすために努力を重ね、ついにワールドカップにも出場するに至った。彼が国歌斉唱中に流した涙は記憶に残る瞬間を生み出した。

中国代表選手のチェン・ビンビン(陳彬彬)はJ3(当時)のカターレ富山で出場機会を得ることができなかったが、関德晴はJ1リーグでプレーして中国の鄭大世のような存在になってくれることを期待したい」

ワールドカップの出場枠が拡大されたにもかかわらず、今回も本大会出場を逃してしまった中国。海外でプレーできる選手もなかなか増えず、国内リーグの凋落も激しい。その中でJリーグに入ってきた関德晴に対しては、中国からも熱視線が向けられることになりそうだ。

筆者:石井彰(編集部)

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