新天地での再起を期す元Jリーガーの動向が、韓国メディアから伝えられた。

韓国メディア『InterFootball』は26日、今月8日にモンテディオ山形退団が発表された元ジョージア代表FWベカ・ミケルタゼが、来季からKリーグ2(韓国2部)に参入する新生クラブ・金海FCに加入すると報じた。

1997年生まれのベカは、2014年に母国ジョージアのFCゼスタポニでプロデビュー。国内リーグでの活躍後、キプロスやロシア、ギリシャ、オーストラリアなどでプレーし、2023年に光州へ加入。

派手なゴールだけでなく、前線での連係や献身的なプレス、戦術理解度の高さでも評価を高め、“ワンダーゴール製造機”と呼ばれるようになった。AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)では横浜F・マリノスから得点を挙げ、注目を集めた。

2020年にはジョージア代表デビューも果たしている。

昨季に山形に移籍し、日本での挑戦を選択。だが、シーズン中の負傷などの影響もあり、J2で4試合、ルヴァンカップで2試合の出場にとどまった。

山形退団に際しては、クラブとファンへの感謝を強調。「いろいろあって大変な1年でしたが、その中で本当に自分のそばにいて助けてくれた“本物の仲間”の存在を強く感じました」「このクラブで過ごした時間は素晴らしい経験でした」と振り返り、最後には「山形のファンのみなさん、本当に最高です」とサポーターへの思いを伝えている。

同メディアによると、ベカは複数クラブからの関心の中で、金海FCの積極的な働きかけを受け入れたという。プロ1年目から即戦力を求められる新クラブにおいて、豊富な国際舞台での経験と得点力が攻撃の軸として期待されている。

日本では十分な出場機会を得られなかったものの、山形で示した姿勢と感謝の言葉は多くのファンの記憶に残った。次の舞台での活躍が静かに注目されそうだ。

筆者:江島耕太郎(編集部)

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