オランダ1部NACブレダのDFダーン・ファン・レーウェイクが現役引退を表明した。
2017年にNACのユースアカデミーに入団したファン・レーウェイク。名門アヤックスの下部組織での武者修行を経験した後、2019年にNACに戻った。
2023年には3年契約を締結し、NACのU-19を主戦場にしてプレー。下部組織ではキャプテンも務め、2025年には契約を2029年まで延長し、今年の11月22日のPSV戦とのホームゲームでNACの公式戦デビューを果たしたばかりだった。
18歳で将来を期待されていたファン・レーウェイクだったが、23日に同クラブの公式サイトで、引退と契約の即時解除が伝えられた。
ファン・レーウェイクはNACのクラブ公式サイトでコメントを発表した。
「プロサッカー選手を引退し、社会人としてのキャリアに専念するという決断に迷いはありません。最近、NACの多くの関係者や家族と話し合いました。NACは常に素晴らしいサポートを提供してくれました。だけど最終的には自分自身でこの決断を下し、100パーセントそれに従います。プロサッカー選手として人生を送ることができたのは光栄なことでした。クラブのみなさん、そして素晴らしい時間を共に過ごした仲間たちに感謝します。NACは私の心の中に永遠に残ります」
なお、NACのテクニカルディレクターを務めるペーター・マース氏は、「クラブはあらゆる面でダーンをサポートしたが、最終的にこの決断を受け入れた。NACは技術的な観点からこの決断を当然ながら遺憾に思うが、まったく異なる道を選んだ彼の個人的な選択を尊重する。ダーンのこれまでの献身性に感謝し、今後のキャリアにおける幸運を祈っています」とコメントした。
NACはリーグ戦第17節終了時点で最下位の18位に沈んでいる。
筆者:本田建(編集部)
