GK野澤大志ブランドンとDF綱島悠斗が所属するベルギー1部アントワープ。
年内最終戦となる27日のズルテ・ワレヘム戦に2-1で勝利したが、野澤があわやのアクシデントに見舞われた。
終盤に相手選手との激しい接触でピッチに倒れると、応急処置を受けた後に交代を余儀なくされたのだ。
野澤はスタッフに両脇を抱えられてピッチを後にしたが、足元がおぼつかない様子だった。
| Taishi Nozawa moet het veld verlaten na een zware botsing tegen het hoofd. Veel beterschap, Taishi! pic.twitter.com/JK41nFGQbP
— DAZN België (@DAZN_BENL) December 27, 2025
応急処置を受ける際、倒れた野澤の姿を隠すように味方選手が取り囲んでおり、相当な衝突だったようだ。
『Voetbalkrant』は、「野澤はグラウンドに倒れたまま意識がなく、クラブドクターがすぐに駆けつけて、治療にあたった。彼は約3分間意識がなかったとされている。その後、彼は立ち上がることができ、ドクターの助けを借りてピッチを後にしたが、選手全員がひどく動揺しており、中には涙を流す者もいた」と伝えている。
また、『Sporza』によると、アントワープの監督は「本当に大変だった。彼はほとんど覚えていない」、チームメイトたちも「ひどい衝突だった、こんな衝突は見たくない」、「彼は一瞬意識を失ったが、あまり深刻でないことを願う」とショックを受けていたという。
その後、アントワープは野澤の容体について発表。「検査の結果、脳震盪と診断された。すでに退院し、自宅で療養を続ける」としており、幸いにも大事には至らなかった。
野澤は日本代表招集経験もある23歳の大型GK。今夏にFC東京からアントワープへ移籍し、初の欧州リーグを戦っている。
筆者:井上大輔(編集部)
