毎週木曜日に『DAZN』で最新作が公開されている「内田篤人のFOOTBALL TIME」。15日に配信された回では、ドイツ人監督ロジャー・シュミット氏がゲスト出演して内田とトークを繰り広げた。

レッドブル・ザルツブルクやバイヤー・レヴァークーゼン、PSVアイントホーフェン、ベンフィカで指揮を執ったことで知られるシュミット氏は、昨年10月にJリーグのグローバルフットボールアドバイザーに就任。Jリーグ選抜チームの指導などで欧州のノウハウを日本へと伝えている。

内田が彼に対して「トッププレーヤーは作れますか?」と問いかけると、シュミット氏は以下のように話していた。

「先週若手選手を見ましたが、その多くはすでに特殊なスキルを持っており、トッププレーヤーを作り出すことは100%可能で、すでに証明済みです。そのために重要なのは、『若手に十分な出場機会を与えること』です。

16歳から21歳までの5年間は、成長するために最も重要な期間だと思います。しかし、日本はその期間に課題があります。

例えば、日本はU-15の次がU-18だと聞いたことがあります。ドイツではU-15、U-16、U-17、U-18、U-19と多くのチームがあり、若手選手はそこで出場機会を得ることができます。

これは日本の問題点です。選手の上達には出場機会が必要です。欧州では、『毎週最低でも90分はプレーする必要がある』と言われています。これが実施できたらいいと思います。

ユースからトップチームやプロに移行することは選手にとって大きな変化です。それなのに、日本では若い頃からJ1でプレーする選手が少ない。質が高い選手がいた場合、彼らを信じて起用することも必要です。

つまり、16歳から21歳までの課題を減らし、より多くの出場機会を与えれば、より多くの特別な能力を持った選手が育ち、Jリーグや欧州でも活躍できるトッププレーヤーが生まれるかもしれません。

私が見た中では、この仕組みが日本サッカー界の最大の課題だと感じています」

また、このところ大卒の選手がJリーグで多く成功を収めているものの、シュミット氏はその流れはあまりいいものではないと感じているという。

「ある選手に『18歳になった時の目標はトップチームでのプレーかい?』と聞いたら、『いいえ、18歳になったら大学でプレーして、その後また戻ってきたい』と言われたんです。

それがルールなのかはわかりませんが、大学に進学してからプロ入りするのはあまりいいこととは思えません。18歳でも優秀なのであればトップチームで起用するべきで、この考え方は変える必要があるかもしれません。選手のキャリアにとって重要な時期ですからね」

18歳でも優秀であればトップチームでプレーできるような状況を作ることによって、プロリーグで若手の育成を行うほうがいい…とシュミット氏は感じているようだ。

筆者:石井彰(編集部)

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