J1のFC町田ゼルビアは27日、三輪緑山トレーニングセンター(東京都町田市)で練習を公開。

町田は沖縄県名護市でのキャンプから戻り、来月6日に迫った横浜F・マリノスとのJ1百年構想リーグ地域リーグラウンド第1節を見据え、晴天の空の下で汗を流した。

今冬の全国高校サッカー選手権大会で神村学園高を初優勝に導き、名護キャンプからチームに合流したFW徳村楓大(ふうた)は、この日のトレーニングで好調ぶりをアピールした。

画像: 町田の練習に取り組む徳村(写真中央、左から2番目 縄手猟)

町田の練習に取り組む徳村(写真中央、左から2番目 縄手猟)

“理想の先輩”からアドバイス「ミスなんて気にしなくていいから」

この日も、町田らしい攻守の切り替えを意識した練習メニューが組まれ、選手たちが息を上げながらトレーニングに取り組む中、背番号34を背負う高卒ルーキーは、軽やかな身のこなしで得意のドリブルを披露。ミニゲームでは緩急をつけたドリブル突破から左右両足で1得点ずつを挙げてみせた。

「得意な形だったので、思い通りにいって良かったです。すごく高い強度で、日々トレーニングできていて、少しずつ慣れや成長は感じています」

選手権優勝から5日後の18日に、名護市でキャンプを行うチームに合流した徳村。自身の生まれ故郷でプロサッカー選手としてのキャリアをスタートできたことは、チームに馴染む上で助けとなった。

「地元でキャンプができたので、馴染みやすかったです。環境にも慣れていたので良かったです。そんなに出かけたりはしていませんが、地元の話とかはしました」

地元の美味しい飲食店の話題から広がり、趣味の話などを通じて徐々に打ち解けていった。

画像: キャンプから徳村と親交を深めているバスケス・バイロン(写真 縄手猟)

キャンプから徳村と親交を深めているバスケス・バイロン(写真 縄手猟)

特に、今月J3栃木シティへの期限付き移籍から復帰したFWバスケス・バイロンとは「好きな音楽」の話で盛り上がり、キャンプ以降も親交を深めている。

徳村は「(バイロン選手は)最初に話しかけてくれて、どんどん会話が広がって、すごく仲良くさせてもらってます。ヒップホップの話とか、プレイリストとか見せ合ったりしました。バイロンくんはいろんなジャンル(の音楽)を聴いています。もっと学んで吸収します(笑)」と笑顔で語り、先輩ドリブラーから多くを吸収する姿勢を示した。

また、昨季の天皇杯を制した町田には、今季からプロの舞台に挑戦する徳村にとって、手本となる選手が数多く在籍している。

天皇杯決勝で得点を挙げてクラブ史上初の同大会優勝に貢献した日本代表FW相馬勇紀は、小柄なドリブラーという点など、徳村と共通する特徴も多く、ロールモデルの一人となっている。

町田の背番号34は、「相馬選手は、サイズも大きくないながらに、スピードやドリブルでどんどん仕掛けて、点を決めきる能力がすごく高い。そういうところをしっかり学ばせてもらって、いい競走ができたらと思います」とこぶしを握りしめた。

画像: 徳村のロールモデルとなっている相馬(写真 縄手猟)

徳村のロールモデルとなっている相馬(写真 縄手猟)

練習後、「楓大、きょう良かったですよ」と、この日の徳村のパフォーマンスを評価した相馬は、自身をロールモデルとする高卒ドリブラーに対し、ミスを恐れずにチャレンジする姿勢を求めている。

「とにかくミスなんて気にしなくていいから、やり続けてほしいと思う。いずれ、彼もどこかで壁にぶつかりますけど、それはチャレンジしないことには始まらない。ここ(町田)には後ろで彼のチャレンジをサポートできる人間が多いので、どんどん仕掛けてほしい」

町田は来月6日午後7時から日産スタジアムで横浜FMとのJ1百年構想リーグ地域リーグラウンド第1節を迎える。

「どんどん自分の良さを出して、ファン、サポーターの方々、チームの選手、スタッフ含め、ゼルビアの全ての方々から信頼を勝ち取ることが目標」と意気込む徳村にとって、開幕戦は飛躍への足掛かりとなる一戦にしたい。

(取材・文・写真 縄手猟)

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