プレミアリーグのリーズで厳しい状況に置かれている日本代表MF田中碧。

昨シーズンは2部リーグ優勝に貢献する大活躍で年間ベストイレブンにも選ばれた。だが、世界最高峰のプレミアリーグに昇格した今シーズンは苦闘。昨年末には強豪相手に連続ゴールを決めたものの、ふたたび控えが定位置になっている。

そうしたなか、『The Leeds Press』は、こう伝えていた。

「290万ポンド(約6億円)で獲得したリーズのエースが忘れ去られそうになっている…それも当然だ。

リーズが2024年夏に290万ポンドの移籍金で田中を獲得した時、それは抜け目ない賢明な取引だったと思われた。

この日本代表選手は、そのエネルギーと多才さで、ダニエル・ファルケ監督の重要な補強選手となり、『絶対に外せない』存在になっていた。

今シーズンは序列を落としており、他の選手がチャンスを掴むなか、スタンドから見守る忘れられた存在となっている。

多くのサポーターが毎週のように先発起用を求めているものの、田中はプレミアリーグでわずか7試合しか先発しておらず、その期待は裏切られている。

今シーズンの田中は不用意にボールを失ったり、高い位置でプレッシングをかけすぎてチームの形を崩したり、相手を素早く封じ込められなかったりと低調さを露呈している。

今のファルケ監督は明らかに田中を信頼していない。ショーン・ロングスタッフらが先に投入されたことを考えると、田中をMFの5番手と見なしているという見方も妥当だろう。

このままでは、田中がファンの人気者になったわずか1シーズン後にクラブを去る可能性も十分に考えられる。

田中の出場時間減少の大きな要因となっているのはイリア・グルエフの台頭だ。

かつてはローテーション要員だったこのブルガリア人は、現在の好調ぶりから見ても、不可欠な存在としての地位を確固たるものにしている。

ノッティンガム・フォレスト戦でのパフォーマンスは、コントロールと創造性においてまさにマスタークラス。2アシストを含めて完璧なスタッツを残し、ファルケ監督の選択を正当化してみせた。

そのコントロールレベルこそ、ファルケ監督が田中よりグルエフを優先する理由を正当化するものだ。

プレッシャーのかかる試合で、ライバル選手が完璧なパフォーマンスと直接的な得点関与を見せた場合、先発の座を取り戻すのは至難の業になる。

(グルエフが)調子を崩したり、怪我をしたりしない限り、​​田中は永遠の傍観者になる危険性がある。290万ポンドの移籍金で加入し、当初は期待されていたタレントは、より優れたパフォーマンスという冷酷な現実によって影を潜めてしまった」

グルエフは25歳のブルガリア代表MF。4-2-3-1システムだった昨シーズンのリーズでは田中と中盤でコンビを組むことが多かった。

ファルケ監督は今シーズン途中から3バックにシステムを変更。田中が出場機会を減らすなか、グルエフはポジションを奪い返した。田中はこのままの状況なら退団も不可避と見られているようだ。

筆者:井上大輔(編集部)

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