ドイツ・ブンデスリーガを戦っているボルシアMGが、現在レンタル加入中のDF高井幸大の将来について本格的な検討を始めているようだ。
『Rheinische Post』の報道によれば、クラブの上層部は今シーズン限りとなっている高井との契約を、来季以降も継続させる方向で動いているという。ただ、完全移籍に切り替えるほどの資金はないことから、ローン契約の延長を軸に交渉を進める予定だそうだ。
現在21歳の日本代表CBである高井は、今季終了までの期限付きでトッテナム・ホットスパーからボルシアMGに加入している。
契約には買い取りオプションが付随しているものの、その行使には「1000万ユーロ(およそ16億円)に近い」多額の費用が必要になるとみられている。現在のグラードバッハの財務状況を考えると、この金額を支払うのは極めて困難な状況である。そのため、クラブは「再度のレンタル移籍」という形での残留を画策しているという。
これまでに5試合に出場し、そのうち2試合でフル出場した高井。直近のフランクフルト戦(0-3)では失点に絡む痛恨のミスを犯したものの、全体的なパフォーマンスは極めて安定していると評価されている。
長身を活かした圧倒的な存在感、ビルドアップ時の落ち着き、そして将来的な伸び代。これらがクラブにとって非常に魅力的な要素となっているようだ。さらに報道によれば、高井自身もグラードバッハでの生活に居心地の良さを感じているという。
もし高井本人が「来季もボルシアMGのユニフォームを着たい」という意思を明確に示せば、保有元であるトッテナムとの交渉もスムーズに進む可能性が高まるとも。
今のボルシアMGにとって、高井をもう1年手元に残すための最も現実的な解決策は、やはり「レンタル延長」ということになりそうだ。その交渉はどのように進むのだろうか…。
筆者:石井彰(編集部)


