セルティック(スコットランド1部)のマーティン・オニール監督が、プレミアリーグとの合併を提案した。
UEFAヨーロッパリーグ・プレーオフのファーストレグで、ブンデスリーガのシュトゥットガルトとホームで対戦したセルティック。日本代表FW前田大然やMF旗手怜央が出場した。
試合は先制点を許す苦しい展開から一時は1得点を返して同点にするも、その後さらに3失点を喫して、1-4で敗戦した。
試合前にはサポータがクラブ上層部などへの批判からブーイングを浴びせたほか、ピッチ上におもちゃを投げ込むなどして、試合を中断させた。
オニール監督は「それが良い考えだと思っている人は、自分の頭を改めて考える必要がある」と指摘。セルティックに威厳が失わているとコメントした。『スカイ・スポーツ』が伝えた。
「問題は、数年前までは、ここは信じられないほど恐ろしい場所だったということだ。信じられないほど困難だった。ユヴェントスのようなチームがここに来ることを極度に恐れていたとき、私はここで監督をやっていた。トップクラスのチームが極度に恐れていたときだ」
同監督が指揮を執っていた2004年以来、欧州の舞台では決勝トーナメントで勝利できていないセルティック。国内では依然として強さを発揮しているが、オニール監督は「スコットランドのチームにとって(ヨーロッパでの戦いは)非常にきびしい状況だ」とリーグの現状を問題視した。
「そういう意味では、お金がない。プレミアリーグやブンデスリーガのチームが4000万から5000万ポンドで選手を獲得しても、彼らはプレーすらせず、チームにも入れない」
「ここ数シーズンのプレミアリーグでは、選手の移籍金は7000万ポンドから8000万ポンドで、3カ月後には4000万ポンドで移籍している。馬鹿げているよ」
その上で「お金がないから、低コストで選手を獲得しようとしているんだ。SPL(スコットランド1部)がプレミアリーグに統合されれば、問題はなくなると思うよ」と持論を展開した。
73歳のオニール監督は過去にセルティックをはじめ、プレミアリーグのアストン・ヴィラなどで指揮官を務めた。2019年にノッティンガム・フォレストの監督を退任後は監督業から離れていたが、今季よりセルティックで復帰した。
セルティックをリーグ優勝にも導いた経験のあるオニール監督は「いつかセルティックはヨーロッパのトップクラスのチームになるだろう。それは将来の話だ。だが、現時点では我々の戦いは別のところにある」と立て直しに尽力している。
筆者:本田建(編集部)


