UEFAチャンピオンズリーグのレアル・マドリー対ベンフィカの試合で、スタンドから「ナチス式敬礼」を行ったとしてファンが追放処分を受けるという事件があった。今回、その当該のファンが動画を公開し、自身の正当性を主張して話題になっている。
『eldesmarque』によれば、このレアル・マドリーファンは、「あのナチス式敬礼のポーズは政治的な意味を持ったものではなく、ごく普通の挨拶に過ぎない」と説明したという。
「普段サッカーを観に行くときは、こんな風に手を振ることもあるし、あんな風にすることもある。金玉をいじったり、尻を触ったりすることだってある。たまたまあの時は『アラ・マドリー!』と叫びながら、あのポーズを2回やっただけだ。それなのに、もう私の葬式の準備が始まってしまった。
あらゆる批判が届いているが、私の心は穏やかだ。後ろめたいことは何もないのだから。あのポーズはたまたま出たものだ。それをナチスのグループに入れられたり、6万ユーロ(およそ1000万円)もの罰金を科せられそうになったりするのはまるでごめんだ。クラブが俺を追い出すのは、世間への見せしめが必要だからだろう。その犠牲になるのが俺だったのだ。
地元のウエルバでは、私がどんな人間かみんな知っている。ナチスというのは、黒人と付き合わないし、同性愛者を嫌うし、女装もしないんだろう? なら私を見てくれ。何かがおかしいはずだ。
私には養子に迎えた二人の黒人の息子がいる。名前はカルとアブドゥだ。彼らに聞いてみればいい。それに、私ほど『マリコン(同性愛者)』が好きな奴はいない。私の結婚式の司会を務めたのも彼らの一人だ。それが何か問題なのか?
私は女装もするし、口紅を塗って巡礼祭にも行く。フラメンコの衣装を6着も持っているんだ。祭りで友人たちと大騒ぎぎするのが大好きなんだ。
SNSで暇をつぶしている連中に言いたい。昨日まで俺は『ナチ』っていうのはジンの銘柄だと思っていたし、祭りに2本持っていこうと考えてたくらいだ。どうやらそれはお酒じゃなかったみたいだな」
最後に、彼は冗談を交えながらこう締めくくったという。
「謝るしかないのなら謝るよ。何に対してか分からないけどね。ただ、私がどんな人間かはハッキリさせておきたかった。納得いかない奴はウエルバに来るべきだ」
最後に彼は自身の股間を掴むジェスチャーを見せ、動画を締めくくったとのこと。あまりにも個性的な弁明に、現地でも賛否両論が巻き起こっているようだ。
筆者:石井彰(編集部)


