イタリアで開催された冬季五輪を舞台に、ひとつの“静かな行動”が国境を越えて称賛を集めている。
『International Fair Play Committee』は25日、ミラノ・コルティナ2026で見られたフェアプレーの精神を称える「フェアプレー賞」の最終候補を発表。
その中で注目を集めているのが、アメリカ女子代表としてフィギュアスケート女子に出場したアンバー・グレンによる行動だ。
グレンは自身の演技後に落胆する中、執拗にカメラを向けられていた坂本花織の前に立ち、視線を遮るようにして守ったシーンが話題となった。坂本は大会前に、今大会での現役引退を表明しており、金メダル獲得の期待もされていたが、惜しくも銀メダルに終わった。
結果や順位とは無関係に、選手の心の健康や尊厳を優先した姿勢が「スポーツマンシップの体現」として評価された。IOCもフェアプレーを「オリンピック精神の核心」と位置づけており、競技外での振る舞いにも光を当てている。
SNS上では「彼女ほどこの賞にふさわしい人はいない」「アンバーの優しさに胸を打たれたので一票!」といった声が広がり、映像とともに拡散された。ファンの間でも“勝敗を超えた瞬間”として語られている。
なお、日本からはフィギュアスケート男子で銀メダルを獲得した鍵山優真が同賞の候補にノミネートされている。
筆者:江島耕太郎(編集部)


