「地域の皆さんのために」昇格を目指した2024年
クラブの地域貢献の一貫で、サッカー教室などで地域の子供たちと触れ合う機会も多いそうだが、未知なる可能性を秘める子供たちに対してエールを送る。
「僕らの時代とは比べ物にならないくらいの情報があり、トップ選手のプレーや練習方法、食事に至るまで簡単に知ることができるようになりました。
でも、僕は上手になる方法をじっくり考えながら、地道に練習を続けることが一番大切だと思っているんです。
他人から言われたことを淡々とやるのではなく、スキルアップに役立つさまざまなツールを駆使しながら成功体験を増やしていってほしいですし、長期的に見たら子供達の頑張りが日本サッカー界の発展にも繋がっていくんじゃないかと思う」

©azul claro
17日に行われた福島ユナイテッドFC戦に1対2で惜しくも敗れ、「目標でもありますし、何としても実現させて、地域の皆さんに喜んでもらえたらと思っています」と意気込んでいたプレーオフ進出とJ2昇格は逃すこととなった。
それでも「自分自身の課題を見つけて、それらと向き合いながら結果に結びつけていくのがプロの仕事」と選手としてのこだわりを話す川又は、最終節を残すのみとなった2024シーズンのラストスパートに全力を注ぐ構えだ。
「今思うと受け身だった…」沼津で芽生えた、地域の人と共に戦う気持ち
自身初のJ3リーグで熾烈なリーグ戦を戦う日々は、川又の人生観にもさまざまな好影響を及ぼしたという。
「試合だけではなく、地域貢献なども必死に頑張りながら上を目指しているチームの姿を見て僕も感動しましたし、僕自身も感謝の気持ちを持ってプレーする大切さを知ることができた。サッカー以外の部分においても大きく成長させてもらっていると思います」
アスルクラロ沼津は幼稚園のサッカー教室を発祥とし、新体操やテニス、チアリーディングといったさまざまなスポーツクラブを展開する総合型スポーツクラブでもあり、地域の人々がスポーツに取り組む場所としての役割も果たしている。

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また障がい者サッカーをはじめとするさまざまな活動にも取り組んでおり、スポーツを軸にした地域の発展に取り組んでいる点も、他のクラブには見られない特徴と言えるだろう。
「これまでの在籍クラブでも地域のイベントに参加したこともありましたけど、今思うと受け身だったなと……。沼津に加入したことで、自分自身の意識も大きく変わって、地域の皆さんとの交流も自分から率先してできるようになってきた。沼津の環境が自分自身を変えるきっかけを作ってくれたと思っているんです」
これまでにJ1で70得点、J2で26点をつみ重ねてきた川又は、波乱万丈の2024年シーズンを最後まで走り抜ける。
