昨年秋に行われた第38回東京国際映画祭で上映されて話題を呼んだ映画『藍反射』(らんはんしゃ)が、3月6日よりヒューマントラストシネマ渋谷にて公開され、連日満席を記録している。20代未婚女性が突然排卵障害と診断され、身体の悩みを誰にも相談できないまま周囲との関係に悩み、自分を見つめ直していく姿を描いた本作。国際女性デーの3月8日には、上演後にお笑い芸人のバービーを迎え、トークイベントを開催した。

「病院に行くのをためらう姿に共感した」

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映画のタイトル『藍反射』をイメージした衣装で登場したバービーは、まず監督への質問としてタイトルに込めた意味を問いかけた。

野本監督(写真左)は「元々は『わたしかもしれない』という直接的なものだったが、作品を振り返り、主人公・はるかが友人や他者に対しての視線が跳ね返って、自分自身を見つめるきっかけになるという構造や、視線のやり取りを表現するためにこのタイトルを選んだ」と述べた。

自身もテレビ番組で「視線」をテーマにした映像を制作したことがあるというバービーは、社会の中で女性が受ける視線について「若い頃はより強く感じていた」と共感。また本作について「SNSやYouTubeでは伝えきれない『女性の体の悩みや痛み』を映像として見事に落とし込んでいる。主演の道田さんのマブダチ感がリアル!」と絶賛した。

またバービーは30歳の時に初めて産婦人科で妊娠の可能性について言及された際、「ものすごいショックで、否定されたわけではないのに言葉にできないほどのショックを受けた」と振り返り、(本作の中で)病院へ行くのをためらう主人公の姿に強く共感したとも語った。

「受診が遅れて後悔した経験を伝えたい」

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過去にテレビ番組で「男性ホルモンの数値が高い」と診断され、「(番組内で)板東英二さんより高かった!」と明かし、会場の笑いを誘った。「1人で悶々としましたね。(番組では)多いってだけで終わってしまったので、自分で調べるしかなかった」と話した。

続いてバービーより「なぜ10代の若い女性(滝澤エリカが演じた優佳里(ゆかり))も登場させたのか?」という質問に、野本監督は「本作制作のきっかけは、友人である千種ゆり子(企画・プロデュース)から「早発閉経」であることを打ち明けられ、「受診が遅れて後悔した経験を伝えたい」という思いから企画がスタートした。

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また4人の子供を育てる稲村久美子もエグゼクティブプロデューサーとして参加してもらい、若年層が自分の体と向き合うきっかけになる作品を目指した」と若い世代を描いた理由を語った。

野本監督よりPMS(月経前症候群)時のパートナーとの過ごし方について尋ねられたバービーは「今は夫となったパートナーと同棲し始めた時に、彼が『同じリズムで喧嘩するね』って気づいて、それを聞いて生理周期に当てはまっていることが分かった」と振り返り、「彼が生理の共有アプリを見つけてくれたので、つけ始めました。

そのアプリは、私がPMS期に入ると彼にだけ『花菜(バービーの本名)さんがそろそろイライラし始めます』って通知がいくんです。その通知が届くと、彼は何も言わずハーブティーを煮出してくれる。それがルーティンになり、そのサイクルが出来上がりました」と明かした。「お互い話し合うようになり、スムーズな妊活にもつながった」と具体的なエピソードも交えて語り、会場は温かい拍手に包まれた。

映画『藍反射』 上映スケジュール

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出演:道田里羽 滝澤エリカ / 井上拓哉 平川はる香 中山来未 定本楓馬 野上天翔 幹てつや(かりすま〜ず) 中原シホ 逢坂由委子 大貝瑠美華 大木 空(アバンティーズ) 美桜子 牧海斗 大塚菜々穂 村上りおん 土屋直子 小沼朝生 坂田遥香 大川 大 橋本紗也加 関口 蒼 小沢まゆ 二田絢乃 村田啓治 小島彩乃 岡本詩織 原恭士郎 藤 主税 千綿勇平 蔦 陽子 AOI(G.U.M) 田村魁成 しゅんしゅんクリニックP 岡本宗史 元木大介 大高洋夫 熊谷真実

監督・脚本・編集: 野本梢 企画・プロデュース: 千種ゆり子
エグゼクティブプロデューサー :稲村久美子

上映スケジュール
東京:キネカ大森 2026年3月13日(金)~26日(木)
大阪:テアトル梅田 2026年4月3日(金)~9日(木)
青森:シネマディクト 2026年4月11日(土)~17日(金)
山形:鶴岡まちなかキネマ 2026年4月11日(土)~24日(金)

シネマスコーレ(名古屋)、元町映画館(神戸)も上映が決定、他全国順次公開。

撮影協力:グレイス杉山クリニックSHIBUYA

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