中東情勢の緊張がサッカーの国際大会にも影響を及ぼしている中、イラク代表はワールドカップ予選プレーオフの開催地メキシコへ無事に渡航できるようだ。
イギリスメディア『ロイター通信』など複数の報道によると、イラク代表は移動上の困難に直面しながらも、ワールドカップ予選プレーオフ出場のためメキシコへ向かう予定だという。
報道によれば、イラクは今月31日にメキシコ・モンテレイでプレーオフを戦い、対戦相手はボリビア代表またはスリナム代表のいずれかになる見通しだ。
しかし、今年2月以降、アメリカとイスラエルによるイラン攻撃をきっかけに、中東地域で報復攻撃が発生し、広範囲で空域が閉鎖された。この影響で多くの航空便が欠航し、代表チームの移動や招集が困難となっていた。
イラクサッカー協会のアドナン・ディルジャル会長は、国際サッカー連盟のFIFAに対し、地域情勢と代表チームが直面している移動の問題について説明する書簡を送ったと明らかにした。
FIFAは対応に協力的だったとされ、最終的にチャーター機の手配などで移動手段を確保。すでに入国ビザも取得しており、欧州でプレーする選手たちは別ルートで現地に合流する見込みだという。
一方、代表を率いるグラハム・アーノルド監督は、チームを完全な形で招集できない恐れがあるとして試合延期を要請していた。
イラクは1986年以来となるワールドカップ出場を目指しており、混乱の中で迎える大一番の行方が注目される。
筆者:江島耕太郎(編集部)
