藤原さんは自ら大のオリックスファンを公言しており、2022年からオリックスの開幕戦で始球式を務めている。大役が発表された際は「GO!GO!バファローズの気持ちで全力投球がんばります!」と高らかに宣言していた。
なにわ男子は2018年に結成され、2021年11月にCDデビュー。2026年はデビュー5周年イヤーだ。「5という数字に縁を感じます!」という本人のコメントも印象的だった。
昨年の始球式では見事なストライク投球を見せ、球場をどよめかせた藤原さん。今年も昨年と同様の背番号「728(なにわ)」で登場した。

筆者撮影
始球式前には審判と談笑。「去年も投げてたし、もう緊張しないでしょ」と言葉をかけられていたそうだ。

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マウンドに上がる前には、1塁側・3塁側のベンチに向かって一礼。藤原さんの丁寧さが垣間見えるシーンだった。
いよいよマウンドに上がり、5年連続の始球式。今年は絶対にストライクを取るという目標を掲げ、古田島成龍選手にピッチングを教わり、そのなかで「声が足りない」というアドバイスを受けたという。
大観衆の視線がマウンドに注がれ、静寂に包まれる京セラドーム大阪。

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大きく振りかぶり力強く放たれた藤原さんの1球は、「やっ!」という大きな声とともに、ノーバウンドでキャッチャーのグローブに吸い込まれた。その瞬間、会場は大きな歓声に包まれ、藤原さんも安堵の表情を見せた。
本番後の会見では「最高です。もうほんとにドキドキしました」という第一声から始球式を振り返った藤原さん。「周りからは『慣れたでしょ』と言われますが、1年に1回のマウンドなんです。僕自身、本当に足が震えるかと思いました」と本音を語った。
また、始球式のボールは家に貯めているとのこと。「このボールがワンバウンドしていたら、土で汚れるじゃないですか。まっさらの綺麗なボールで、始球式のボールを貯めているところに綺麗な状態で置けるのはすごい嬉しいです」と笑顔を見せた。

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今年のオリックスに期待することを問われると、「今年こそはもう1度リーグ優勝」と力強いコメントが飛び出した。また、「関西はタイガースだけじゃなく、バファローズもいます」とアピールも忘れなかった。
そしてデビュー5周年を迎えたことについて、「5周年を迎えられたことは当たり前ではありません。今年30歳になり、大阪マラソンへの参加など初めてのチャレンジをしてきました。
なにわ男子としても、ファンの皆さんとまだ見ぬ景色を一緒に見れるように、たくさんのチャレンジをしていきたいと思います」と話した。
始球式がすっかり板に付いた感のある藤原さん。オリックスファン、なにわ男子のファンを笑顔にする旅路は、まだまだ続いていくだろう。
取材・執筆:西本友

