アンドラ公国の司法当局が、ラ・リーガのトップ選手や引退したレジェンドたちが関与したとされる「高級時計の不正購入」について、本格的な捜査を進めているとのこと。

『Sport』や『Antena3』の報道によれば、その捜査対象となっているのは、実業家ディエゴ・ヒメネス・カルボネル氏が所有するアンドラの企業「Best In Asociados」と、それに関連している複数のプロサッカー選手たちだという。

アンドラ当局は、スペインのエリートサッカー選手たちに対し、「Best In Asociados」から少なくとも計38本の密輸時計が販売されたことを裏付けた。その時価総額は実に135万4650ユーロ(2億5000万円)にものぼるとのこと。

ヒメネス・カルボネル氏は過去4年間にわたり、5万ユーロ以上の価値があるロレックスやパテック・フィリップなど高級時計を大量に不正輸入し、義務付けられている税金の支払いを回避した上、選手らに販売していたという疑いが持たれている。

その顧客として捜査の対象となっているのは、レアル・マドリーのキャプテンであるダニ・カルバハルをはじめ、サンティ・カソルラ、セサル・アスピリクエタ、トーマス・パーティ、そして2023年に現役を引退したダビド・シルバらの名前が挙がっている。

『El Pais』によれば、その中でもトーマス・パーテイはもっとも多額の資金を費やした人物であるとのことで、パテック・フィリップの腕時計3本に41万5000ユーロ(およそ7700万円)を支払っているそう。

すでに実業家のヒメネス・カルボネル氏に対しては密輸罪だけでなくマネーロンダリングの罪も適用。されており、収監命令が下されている。

捜査記録によれば、ヒメネス・カルボネル氏はアンドラで商品を購入したあと、意図的に輸出の申告を行わずにスペインへと持ち帰っていたとのこと。箱や請求書とは別々に運ぶという手口で税関を逃れていたそうだ。そしてその後選手ら顧客へと販売し、不正に多額の利益を得ていたとのことだ。

彼はアンドラの銀行口座に少なくとも22万490ユーロ(約3600万円)の現金を頻繁に預け入れており、その資金で複数の高級車を購入していたことも判明している。

これに関与していた選手らは今後4月末までの間にビデオ通話を通じて裁判官の前で証言を行うことになるとのことで、彼らは購入や販売に至った流れや取引に関する質問に答える必要があるという。

筆者:石井彰(編集部)

This article is a sponsored article by
''.