アルゼンチンリーグでのルール改正が、物議を醸している。

アルゼンチンサッカー協会(AFA)は15日、試合中に選手がボールの上に両足で立つ行為を、新たに「スポーツマンシップに反する行為」と位置づけ、厳しく取り締まる方針を明らかにした。

アルゼンチン国内リーグの審判を統括する国家審判局は、公式に通達を出した。該当行為を行った選手にはイエローカードが提示され、相手チームに間接フリーキックが与えられることになる。この決定は、試合の秩序維持と選手間の敬意を重視する観点から下された。

きっかけとなったのは、4月上旬に行われたエストゥディアンテス対ウニオン・サンタフェ戦での出来事だ。ウニオンのMFジュリアン・パラシオスがプレー中にボールの上に立ち、相手選手の強い反発を招いた。これにより試合終盤に乱闘騒ぎが発生したことが、解釈変更の直接的な要因となった。

同局は、選手自身の負傷リスクを高め、試合全体の混乱を招く可能性があると指摘している。審判員に対し、今後同様の場面が発生した際には、必ず処分を適用するよう指示を出した。

ブラジルではすでに昨年、類似の行為が禁止されており、同様の反則扱いとなっている。アルゼンチンでもこれを参考に、ルールの統一化を図った形だ。以前は「技巧的なプレー」として容認されるケースもあったが、今回の通達により明確に規律違反とみなされることになる。

国家審判局は「ゲームの経緯の欠如」と表現している一方、ファンからは「AFAは馬鹿げている。才能ある選手が下手くそを怒らせないためのルールだ」「これが禁止なら、また抜きやチップキックも禁止だね」など、否定的な反応が数多く寄せられた。

AFAのこの決定は、南米サッカー界における「フェアプレー」推進の動きとして注目を集めている。

筆者:江島耕太郎(編集部)

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