「中国でサッカーは金持ちのスポーツであり、一般家庭の子供たちには経済的に余裕がない。
もしプロになれず、学業を犠牲にし、金も使い果たせば、子供の人生は台無しになる。あなたなら、自分の子供にこの道を歩ませるだろうか?
ワールドカップで輝かしい活躍を見せた日本のスター選手の大半が、プロチームのユースアカデミーで育成されたのではなく、高校サッカー出身であることを知らない人は多いだろう。
2025年に中日両国が発表した最新の数字を見ると、その差は言葉を失うほど刺々しい。
日本の全国高校サッカー選手権大会には、全国から数千校が参加登録。
国立競技場での決勝戦には6万人ほどが詰めかけた。この数字は、中国スーパーリーグの半分以上のチームのホームゲーム平均観客数よりも多い。
では、我々はどうか?2024年の全国中学・高校の全国大会には、わずか128チームしか登録しておらず、日本の参加校数の端数にも及ばない」
紹介されていた2つの事例は、お金のためにサッカーをあきらめた少年たちの話。
14歳の少年がプロ選手になれるとコーチから才能を評価されたものの、ユースチームに入ると両親の年収2年分もの金額がかかると言われたため、泣く泣く断念。現在は、故郷で配車サービスの運転手として1日12時間働いているそう。
また、新疆ウイグル自治区出身である14歳の別の少年も同じようにサッカーを諦めることになったという。
ユースの大会で大活躍し、複数のプロチームが興味を示したものの、戸籍変更手続きと両親の年収を上回る保証金を要求されたために断念。「10年に一度の逸材」と称賛された少年は、プロになれずにアマチュアチームでプレーするにとどまったそう。
中国では才能ある若い選手たちがお金のためにサッカーを諦めるケースがあり、そこに日本との違いを感じているようだ。
筆者:井上大輔(編集部)



