アジアのクラブサッカー勢力図が、新たな局面を迎えようとしている。
サウジアラビアの有力紙『アル・シャルク・アル・アウサト』が現地時間22日に伝えたところによると、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)およびACL2の新たな出場枠配分が決定する見通しとなった。この新配分において、日本とサウジアラビアは共に計6枠を獲得し、アジア最大勢力として並び立つという。
同紙によると、日本とサウジアラビアには「ACLE直接出場3枠、ACLEプレーオフ2枠、ACL2直接出場1枠」が割り当てられる見込みで、来季はJリーグから最大6クラブがアジアの舞台で戦う可能性がある。
サウジアラビア側はACLEの直接枠を4に増やすべくロビー活動を続けているが、現時点の提案でも日本とサウジアラビアの両国リーグが同条件でトップの座を占めることとなる。
次点でUAEと韓国が続き、それぞれACLEストレート出場が3枠、プレーオフ1枠、ACL2ストレート出場が1枠の計5枠を獲得。以降の出場枠数はカタール、タイ、イラン、中国と続く。
この方針転換により、JリーグはACLE出場枠の再編成に加え、日程の調整についても考えていかなければならない。
それでも、この配分はJリーグがアジアにおける競技レベルの頂点に位置し続けていることの証明と言える。リーグ全体のレベルアップにつながる一方で、激しさを増すアジアの覇権争いの中で、今後はJクラブに対し、より高い適応力と安定した結果が求められるだろう。
オイルマネーを背景とした大型補強を進める中東勢と、独自の成長戦略で対抗するJリーグ。アジア王者を目指す戦いは、ピッチ外の枠組みから既に熾烈な火蓋が切られている。
筆者:江島耕太郎(編集部)


