[明治安田J1百年構想リーグ第12節、ジェフユナイテッド千葉 1-2 川崎フロンターレ、4月25日、神奈川県・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu]
千葉は川崎に1-2で敗れ、3連敗(PK戦を含む)となった。
小林ジェフの踏ん張り時
千葉の小林慶行監督は開口一番に、前半6分の失点シーンを振り返った。
「まずはしっかりと自分たちがゲームに入り込めていないなかで、先制点を取られました。相手のペースが続いていたなかで、そのままの勢いで先制点を取られてしまったところが、ゲームを難しくしてしまった」
左サイドから侵入を許し、最後は中央でシュートを打たれた場面だった。この失点で千葉は出鼻をくじかれた。逆転を狙うなか、ロングボールを使いながら相手の裏を狙った。
徐々に敵陣でプレーできる時間も増え、前半28分にはMFイサカ・ゼインがシュートを放つも、クロスバーに直撃した。
その後もいくつかの決定機を迎えた千葉だったが、なかなかゴールネットを揺らせなかった。指揮官は「サッカーの神様に嫌われないように」と仕留めきる重要性を語った。
「引き続きトレーニングから、『あともうちょっと!あともうちょっと!』の差を埋めて、超えていけるような形にしていかないといけない。その小さな差の積み重ねがスコアとなって、結果となりますし、最終的にはそれが(結果として)出続けている」
後半40分には左サイドで獲得したフリーキックを大外のボックス内で受けたDF石尾陸登が左足でゴール右下隅に流し込んで、移籍後初得点で同点にした。しかし小林監督が危惧したように、ここまでのチャンスを決め切れなかった事実が、最後に重くのしかかった。
同点にして活力を取り戻した千葉だったが、直後の同44分にボックス前中央で川崎FWマルシーニョにフリーで右足を振らせてしまった。これが決勝点となり、千葉は1-2で敗戦となった。
歴然な差があるわけでもないし、いい試合をしているときだってある。それでも勝てないからこそ、問題は迷宮入りしているように見える。4連敗は意地でも避けたいが、小林監督が追及する「小さな差」を埋めるためには、想像以上に大きなエネルギーを要するのかもしれない。だが、たとえ時間はかかっても、この“やりきれなさ”は百年構想リーグのうちに解消しなければいけないだろう。
「簡単なことではないですが、もう一回しっかりとパワーを出してやっていかないといけないと思わされるゲームでした」(小林監督)
小林ジェフは踏ん張り時を迎えている。
取材・文:浅野凜太郎

