佐藤駿 (フィギュアスケート団体/銀メダル、男子シングル/銅メダル)

――(佐藤)駿さんは本当に変わった!何かここまで人を変えたの? 自信を持てた?
佐藤:やはり多くの皆さんや、TEAM JAPANの皆さんの素晴らしい声援があったからこそ、2つのメダルを獲得できたと思っていますし、これからも選手の気持ちを忘れずに頑張っていきたいと思っています。
――(鍵山)優真さんは1年間休んじゃうみたいだけど、どうするの?
佐藤:「鍵山選手の分も頑張っていきたい」と思っています。
――やってください!
鍵山優真(フィギュアスケート団体、男子シングル/銀メダル)

ーー鍵山さんは、インタビューをしている時に、いつも心が変化しているように感じますが、この大観衆を目の前にして、今どんな思いですか?
鍵山:スポーツの勝敗にこだわるよりも、皆さんの笑顔を見ながら、姿をお見せできるのが一番嬉しいので、このパレード参加できて本当に楽しいです。
――1年間休養して、また戦っていく。そこにはメダルだけじゃなくて、もっともっと高い自分を目指すような雰囲気を感じます。
鍵山:これからは新しい自分を見つけて、原点に戻り、フィギュアスケートの楽しさをまた一から知る。そして、自分の新たな目標に向けてまた頑張っていきたいと思います。
中井亜美(女子シングル/銅メダル)

――(中井)亜美さんの活躍には、もうみんなビックリしているでしょう?自分自身を出せて、ある意味で人生が変わった五輪のような気がしましたが、実際に皆さんの思いを感られてみてどうですか?
中井:五輪でたくさんの方が応援してくださっているのを感じていたので、今日のパレードに参加できて本当に嬉しいですし、五輪の時より楽しいです。
――今大会で坂本花織さんは引退されます。(メダリストのバトンを)繋いでいかなきゃいけない。中井さんは坂本さんから何を受け取りましたか?
中井:花織ちゃんの優しさや、笑顔をたくさんもらったので、自分自身もたくさんの優しさと笑顔を届けられるように生きていきたいです。
坂本花織(フィギュアスケート団体、女子シングル/銀メダル)

――(坂本)花織さんは、五輪で引退すると発表し、(銀メダルに終わったものの)、その後の世界選手権で金メダルを取りました。ここまでにはさまざまな思いがあったと思います。でも五輪では、よく泣いた!
坂本:本当に泣きすぎて、最近は街で出会う人に「笑ってる顔を久々に見たわ!」と言われて(苦笑)。今シーズンはめちゃめちゃ泣いたと思います。
――でもそれは嬉し涙、悔し涙……。でも、涙には、「人を変える力もあるんだな」とも思いました。
坂本:そうですね。やっぱりミラノ・コルティナ五輪で(銀メダルに終わり)、自分が一番経験したくなかった悔しさを味わったおかげで、世界選手権ではそれ以上に嬉しい(金メダルの)結果が得られたと思う。本当にいい経験になりました。
――花織さん、見てください!思い出して欲しいのは、(五輪開幕前に行われた)「TEAM JAPAN」の壮行会です。そこで思いを共有した皆さんが、今日はこの沿道に戻ってきてくれました。
坂本:あの時にその場にいらした方、そして応援してくれてる方。「みんながTEAM JAPANです!」と言ってから五輪に挑み、パレードまで開催してくださったことが本当に嬉しいですし、皆さんの応援の力が本当に私たちの力になって、最大限力を発揮することができたので、本当に感謝しています。
「坂本選手のように明るく、憧れの存在になれたら……」

パレードを終えた坂本花織選手と鍵山優真選手は記者会見に応じ、感想や自身の思いを明かした。
引退を表明し、今後は指導者としてのキャリアを歩み始める坂本選手は「今回の五輪はミラノだったので、なかなか現地に応援に来るのが難しい場所でしたが、五輪が終わってから2ヶ月経ってもなお、(観衆の皆さんに)この熱量で迎えてくださった。本当にたくさんの方が応援してくださったんだなと目の当たりにできて嬉しかったです」とパレードを振り返った。

「朝の9時30分からこんなにたくさんの方に来ていただけると思っていなかったので、すごくビックリした気持ちでいっぱいです。もっとたくさん見てくださる方がいたと思うと、『五輪はものすごく大きい舞台だったんだな』と肌で感じました」と、鍵山はパレードの印象を語った。

パレード終了後の記者会見で、自身を褒め称える鍵山選手のコメントに照れ笑いを見せる坂本選手
さらに鍵山選手には「坂本選手の引退で、一番寂しくなることは?」との質問が……。
「本当にフィギュアスケート界、そしてスポーツ界になくてはならない存在ですし、坂本選手の人柄はアスリートとしての理想でもある。ここまでスポーツ界を引っ張ってくださったレジェンドだと思うので、引退は本当に寂しいです。僕は及ばないかもしれませんが、坂本選手のような明るい性格で、憧れられるようなスケーターになれたらなと思います」と思いを語った。

沿道に手を振る坂本選手

坂本選手を中心に、絆の深さを感じさせたフィギュアスケート陣
取材:JUN.S



