[明治安田J1百年構想リーグEAST第13節、ジェフユナイテッド千葉 2-3 横浜F・マリノス、4月29日、千葉・フクダ電子アリーナ]

千葉は横浜FMに2-3で逆転負けし、4連敗(PK戦を含む)となった。

きびしい状況が続くなか、FW田中和樹が長期離脱から復帰した。

背番号7が復活「泣きそうに…」

ジェフの背番号7が帰って来た。

「ウォーミングアップのときが一番、戻ってきたなと実感しました。試合が始まったら自分にフォーカスしたアップをどれだけできるかだと思っていたので、試合はあまり見ずに自分と向き合っていました」

昨年7月に左ひざ前十字じん帯損傷の大ケガを負って、全治約8カ月間の診断を受けた。長らく戦線から離脱していた背番号7だったが、地道なリハビリを続け、今季より全体練習にも復帰してトレーニングからアピールを続けてきた。

この日、ベンチ入りした田中にはサポーターから大声援が送られた。試合前のウォーミングアップ時には、ゴール裏から横断幕も掲げられ「待ってたぞ。田中和樹!共に闘おう!」とメッセージ。

田中は黄色のスタジアムを目を焼き付け、「本当に泣きそうになりましたが、見すぎたら危ないと思ったので、すぐにアップに切り替えました。すごくありがたかったです」と感謝を口にした。

千葉は先制したが、後半の立ち上がりに逆転を許した。背番号7は同35分から左サイドで出場。「ボールが来たら絶対に仕掛けてやろうと思っていた。ちょっとボールが足につかない部分もありましたけど、感覚的にはぜんぜん良かった」と果敢に仕掛けた。

ボールを持ければ、持ち前のスピードを生かす場面もあった。チャンスにはつながらなかったが、1万6168人の前で大ケガからの復活を果たした。気迫のこもったプレーに、サポーターも拍手を送った。

「スピードよりも、闘争心というか『負けないぞ』という気持ちで入った。それが自分の良さでもありますし、ケガ人だったときにそれが一番大事だなと思いました」

千葉は終盤に1得点を返したが、2-3で敗戦。田中の復帰戦を白星で飾ることはできなかった。

4連敗となり、最下位に沈むきびしい状況だ。田中はチームの状況を好転させる原動力になりたいと力を込める。

「負けん気とか戦うところを、これからももっと出していきたい。それが、いまのジェフには必要だと思うので、先頭に立ってやっていきたいです」

「勝てない時間が続いていますけど、サポーターは一緒に戦ってくれている。本当に感謝しか言葉が出てきません。それを結果で返さないといけないし、流れを変える一人になりたいです」

百年構想リーグも終盤戦だ。復活した田中は自身の走りで、千葉に上昇気流を生み出していく。

取材・文=浅野凜太郎

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