昨年9月から始まったAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)はいよいよ決勝戦を残すのみとなり、ガンバ大阪が最後の戦いに挑む。相手はクリスティアーノ・ロナウドらを擁するサウジアラビアの強豪、アル・ナスルだ。2008年のACL制覇以来、18年ぶりとなるアジアのタイトル獲得に向け、チームの士気が高まっている。そんな中、同大会で2得点を挙げている期待の若手MF、名和田我空に決勝に向けての意気込みなどを伺った。

ーーいよいよ決勝戦ですが、ファイナルという特別な舞台に向けた気持ちを教えてください。

素晴らしいチームと戦えることが楽しみです。チームとしても、去年から「優勝する」と言い続けてここまで来ました。去年からいる選手も含めてみんなの目標だったので、それを達成するために頑張りたいと思います。

ーーダニエル・ポヤトス前監督や、昨年いた選手たちの思いも含めて、特別な感情はありますか?

全員で積み上げてきているので、ここまで来たら最後は勝ちたいという思いがあります。簡単な相手ではないですし、すごいビッグネームの選手もいますが、自分たちもやれる自信はあります。

ーーアル・ナスルはスター揃いのチームですが、どのような印象を持っていますか?

攻撃的なチームで、攻撃の選手と守備の選手がはっきりと分かれているイメージがあります。ただ、チーム力は自分たちのほうが上という印象です。相手は個のクオリティが高い選手がそろっていますが、自分たちはみんなで一つになって戦いたいと思います。

ーーイェンス・ヴィッシング監督に代わってから、どういった部分が積み上がってファイナルに進出できたと感じていますか?

インテンシティは明らかに上がっていると思いますし、一人ひとりの運動量も確実に上がっています。そこはチームとしても自信を持っているところです。

強度の部分では自分たちも戦える自信がありますし、クオリティを持った選手はガンバにもたくさんいます。完全アウェーにはなるはずですが、自分たちのサッカーをやり続ければ、優勝をつかめるのかなと思っています。

ーークリスティアーノ・ロナウド選手が出場するかもしれませんが、楽しみにしている部分はありますか?

小さいときからロナウド選手は自分の中でもアイドルでしたし、ユニフォームも買っていたぐらいの選手です。そういう選手と、いざ対戦相手として本気の戦いができることにワクワクします。

ーー勝利すれば、ガンバ大阪としては18年ぶりのアジアタイトルになります。ビッグタイトルが近づいていることをどう感じていますか?

自分が加入したときからずっと「タイトル」と言い続けていたので、自分もその一員になってタイトルを取らないといけないという思いを持っています。「やっぱりガンバ大阪は強いな」と言わせるためには、タイトルが必要だと思います。自分も本気で狙っています。

ーーあらためて、今大会でのご自身のパフォーマンスをどう捉えていますか?

自分はチームが苦しいときに得点を取るべき選手だと思いますし、そういう部分ではチームを勝ちに導くゴールはあまり取れていないので、そこはまだまだです。ただ、ACL2で少しずつ得点を重ねることができて、自分でもすごくいいイメージを持っています。最後の最後まで、自分の持ち味を出し続けたいです。

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ーーアジアの舞台で戦ってきて、通用する部分ともっと伸ばしていきたい部分を教えてください。

攻撃の部分、ゴール前の質では自分も勝負できると思いますし、そこは自分の武器として変わりません。ただ、球際や切り替え、守備での貢献度はまだまだ上げないといけないですね。

一番は攻撃を見てもらいたいですけど、別の部分でチームに貢献している姿をもっと増やしていかないといけないです。体が大きい選手が増えてきている中で、うまくポジショニングを取り続けたり、運動量を増やしたりすることも必要だと感じています。

ーー同い年の佐藤龍之介選手(FC東京)など、同世代の選手の活躍から刺激を受ける部分はありますか?

もちろん刺激はもらっていますし、「自分もやらないと」という気持ちになります。ただ、そういった活躍を見てもメンタル面で焦ることはあまりないです。自分はやるべきことをやり続けるだけですね。

ーーチーム内に「負傷離脱している半田陸選手のために……」というムードはありますか?

去年から試合に出続けて、本当にチームのために貢献した選手です。人柄もものすごくよくてチーム全員に愛されている選手なので、やっぱり「陸のために」という気持ちは全員が持っていると思います。

ーー世界との距離感や、理想像に近づいている実感はありますか?

自分の中ではまだまだです。去年より試合には出ていますが、今の結果には正直満足していません。もっと結果を残さないと、海外という道は開けないと思っています。

海外に行きたい気持ちはありますが、まずはチームで結果を残し続けて、主力と呼ばれる選手になることが必要です。

ーーヨーロッパへの移籍など、具体的な年齢の目標はありますか?

高校生のときから、22歳までに行きたいと思っていました。今年20歳で、あと2年半の間にJリーグの舞台でどれだけ結果を残せるのか。結果を残し続けることにはこだわっています。

ーーACL2での経験を、Jリーグに戻ってどう活かしたいですか?

どの相手にも、自分のできるプレーや武器を出さないといけないという気持ちがあります。ACL2もレベルが高いですし、Jリーグももちろんレベルの高いリーグです。その中で自分の武器やできるプレーを増やすことが、個人の数字にもつながっていくと思います。

ーー最後に、ファイナルに向けてサポーターへのメッセージと意気込みをお願いします。

現地に来られる人も来られない人もいると思うんですが、応援が自分たちの力になりますし、背中を押されている部分は本当にあります。サポーターの皆さんのためにも、いい景色を見せたいです。応援のほどよろしくお願いします。

取材・文:西本友

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