Nikeは5日、フットボールの新たなブランドメッセージ『Rip the Script(本能で、化けろ)』を発表した。
これは世界中の若いプレーヤーに向けて、既存の戦術や常識、周囲の指示に縛られるのではなく、自らの直感や創造性を信じてプレーすることの価値を訴えるキャンペーンであり、単なる広告フィルムにとどまらず、スポーツ、音楽、ファッション、エンターテインメントを横断する「Nikeフットボールの世界観」の入口として位置付けられている。

キャンペーンの中心となる映像はハリウッドの巨大スタジオを舞台に制作され、選手たちが「決められた台本」を破り、自らの判断と感性でプレーする姿を描く。
キリアン・エムバペ、ヴィニシウス・ジュニオール、クリスティアーノ・ロナウド、アーリング・ハーランドら現役スター選手が登場し、予測不能で大胆なプレーを披露。さらにエリック・カントナ、ロナウジーニョ、ズラタン・イブラヒモヴィッチ、ディディエ・ドログバら往年の名選手も出演する。
また、バスケットボール界のスーパースターであるレブロン・ジェームズをはじめ、トラヴィス・スコットやキム・カーダシアン、LISA(BLACKPINK)らもカメオ出演。フットボールが競技の枠を超えてカルチャー全体に影響を与える存在であることを表現している。
Rip The Script (本能で、化けろ) | Nike Football
www.youtube.comNikeによれば、『Rip the Script』が伝えたいのは、フットボールにおける最も記憶に残る瞬間は綿密な計算ではなく、選手がリスクを恐れず直感を信じた時に生まれるという考え方だ。大胆さや個性、楽しさを重視する姿勢を通じて、フットボール本来の魅力を再認識してもらう狙いがある。
この思想は映像だけでなく商品展開やコミュニティ活動にも反映される。各国代表向けの「2026年フェデレーションコレクション」では最新の冷却技術Aero-FITを採用。スパイクも『マーキュリアル ヴェイパー17』『マーキュリアル スーパーフライ11』『ファントム6』『ティエンポ マエストロ』など、創造的で攻撃的なプレーを支える製品群を展開する。

同じ“スピード重視”ながら異なる特徴を持つモデルとなった新スパイク『マーキュリアル スーパーフライ11』(上)と『マーキュリアル ヴェイパー17』(下)
さらに若年層向けストリートフットボールプラットフォーム「Toma el Juego」を通じて、自由で創造性あふれるプレー環境づくりを推進。これまで世界20都市以上で100を超える大会を開催しており、日本でも6月14日(日)に東京・錦糸町の竪川親水公園にて「TOMA TOKYO」を実施予定だ。
そのほか、各国の文化やコミュニティを反映したアパレルコレクション、LEGOとの協業、世界5,000カ所以上の店舗やイベント会場での体験型プロモーションなども展開。
Nikeは『Rip the Script』を軸に、フットボールを競技だけでなくカルチャーとして捉え、世界中のファンが発見し、共有し、再解釈できる新たなフットボール体験を提案していくとしている。
筆者:奥崎覚(編集部)
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