「(中略)
とにかく楽しかったです。1週間、本当に楽しくて、1日1日練習が終わる度に1日減ってしまったなぁという悲しい気持ちとともに、体の疲労のなかでも充実感があり、楽しい1週間を過ごしました。
練習も楽しいけど、みんなとコミュニケーションをとるのも楽しいし、練習も強度が高いし、求めるものも高いし、本当に初日から練習が楽しくて、しんどさ以上に楽しさが上回っていて。
やっぱり日本代表はレベルが高くて、自分自身の持っているもの以上を引き上げてくれるような感覚でしたね。
長友選手とも話したんですけど、本当細胞が生き返っているような感じで、なによりも一番いいアンチエイジングだったんじゃないかなと思います。
(中略)
やっぱり離れてみるとどんなに長く代表チームにいても分からないことがたくさんあるんですけど、新しい選手とのコミュニケーションも含めて、チームがすごくいい方向に向かっているなとあらためて感じました。
なので、自分自身も刺激を受けて、これからのサッカーキャリアに活かせるものがたくさんあったと思いますし。
あとは、コーチ陣もすごく…もともといた森保監督のチームのスタッフに加え、名波浩コーチ、長谷部コーチ、中村俊輔コーチなんかも入って、ベンチが錚々たるメンバーになったなぁという感じで…
そんなこんなで試合を迎えました。国立競技場は素晴らしいスタジアムだなというのとともに62000人くらい入ったんですね。みんな温かく迎えてくださって、キャプテンとして12分間プレーすることができました。
国歌斉唱で泣いてたんじゃないかという噂もあるんですが、その前に僕はバスでスタジアムに行っている時からちょっと感情的になっていまして(笑)これはやばいなと思いつつも、スタジアムに入って、最初にピッチに入った時もヤバいなと思って、他の選手が続々とグラウンドに入ってきたので、僕は逃げるようにロッカーに引き戻したんですが。
でも、楽しくて、楽しくて、最後はあっという間に時間が過ぎてしまって。
最終的に花道を作っていただいて、壮大なセレモニーを行っていただき、本当は正直、僕よりもこういう扱いに値する先輩方はたくさんいると思うんですけど、そんな先輩方を差し置いて、僕がこういう形をつくってもらったのは感謝しかないです。
これからも日本のサッカーにどうやって自分が貢献していけるかを考えていかなきゃいけないとあらためて感じましたし、みなさんの温かい声援とサポートに本当に感謝する1日でした」
ワールドカップ前の貴重な試合を自分個人のためにも使っていいものなのかという葛藤があったようだ。
吉田は、日本プロサッカー選手会会長を務めるなどピッチ外での活動も行ってきたが、日本サッカーに貢献したいという思いがあらためて深くなったようだ。
なお、吉田はすでに代表を離脱して、所属するMLSのLAギャラクシーに戻っている。
筆者:井上大輔(編集部)
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