いよいよワールドカップの開幕が迫ってきた。

先日発表された日本代表のメンバーから無念の落選となった選手たちもいる。

町田浩樹もそのひとりだ。

28歳の町田は、身長190センチと日本人離れした体格を持つ大型センターバック。

鹿島アントラーズ時代に早稲田大学の通信制学科を卒業しているインテリで、英語で会話をこなせる語学力を持つ。

代表デビューは26歳と遅かったが、左利きという特性を持つこともあり、サムライブルーでも主力になりつつあった。

だが、ドイツ1部ホッフェンハイムへ移籍直後の昨年8月にブンデスリーガ開幕戦で左膝前十字靱帯を断裂する大怪我を負ってしまった。

町田は、鹿島アントラーズに所属していた2017年にも右膝前十字靭帯損傷による長期離脱を経験。さらに昨年6月にはオーストラリア戦で睾丸破裂のアクシデントに見舞われていた。

町田は懸命なリハビリに励んだものの、ワールドカップメンバー入りは果たせず。

そうしたなか、テレビ朝日系の『GET SPORTS』が、町田に密着した映像が公開された。

怪我をした左足の筋力が落ちてしまい、左右の足の筋力差を10%以下にすることに苦労したことなどが明かされた。

また、昨年12月に同じように靱帯を断裂する大怪我を負ってメンバー入りを逃した南野拓実と同じ施設でリハビリをするシーンも。

町田は「(南野のリハビリと同じメニューを)ずっとやってたんで。マジであの頃は傷口が痛いんですよ。 傷口がもう張り裂け…開くんじゃないかみたいなそういう痛みっす。そっからちょっとずつ痛みのあれが変わってきます」と語り、南野もその痛さに同意していた。

W杯メンバー発表を妻とともに見守った町田だが、無念の選外…。愛妻から頭をなでられて慰められるシーンもあった。そのうえで、町田は、このように語っていた。

「素直に残念な気持ちではありますけど、ここまでやってきたこと、積み上げてきたものは変わらない。

怪我で間に合わなかったとか言われたりするのは、あんまり僕は納得してなくて、実力が足りなかっただけだと思ってるので。

そういう意味では、ここからさらに自チームでしっかりしたパフォーマンスを発揮して、次の選考に選ばれるように本当に目の前の競争に勝っていくしかないのかなと。

僕以上に悲しんでくれる人が、妻に限らずたくさんいるので。応援してくれた人のためにも選ばれたかったなっていうのは、率直な感想ではありますけど、これが全てじゃないので、4年後のワールドカップでまた恩返しができればいいなと思います」

8月生まれの町田は、2030年ワールドカップを32歳という年齢で迎える。

ファンからは「32歳なんてCBなら全盛期みたいなもの。町田ならやれる」とのエールが送られていた。

筆者:井上大輔(編集部)
画像出典:Getty Images

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