北欧のバイキングたちが、アメリカに大量の“故郷の味”を持ち込んだ。

28年ぶりのワールドカップ出場を果たしたノルウェー代表チームが、アメリカ・ノースカロライナ州グリーンズボロのベースキャンプへ向かう際、驚くべき大量の食料を航空機で輸送したという。

フランスメディア『Le Parisien』の報道によると、新鮮な魚介類を約300kg、伝統的なブラウンチーズを116kg、そしてオレンジを約6000個という物量がアメリカに運び込まれたとのこと。

さらに、ノルウェー出身のシェフ3人も同行し、選手たちが慣れ親しんだ食事を提供する体制を整えている。

この大掛かりな“食糧輸送作戦”の背景には、選手のパフォーマンス維持と精神的な安定を重視する狙いがある。

欧州のトップリーグで活躍するアーリング・ハーランドやマルティン・ウーデゴールらスター選手を中心に、厳しい大会スケジュールの中で栄養バランスを崩さないよう、地元食材を優先したのだという。

アメリカの食文化とは異なる魚中心のノルウェー食や、独特の風味を持つチーズを確保することで、選手たちが「ホームのような安心感」を得られるよう配慮した結果と言える。

世界的なスポーツイベントでは、各国が独自の準備で個性を発揮するが、ノルウェーの場合は“食”にここまで徹底的にこだわるあたりが実に「バイキングの国」らしい。大量のオレンジはビタミン補給用か、それとも選手たちの好物なのか。

グリーンズボロの地元住民にとっても、バイキングの戦士たちが持ち込んだ“北の味覚”は、ワールドカップの話題をさらに賑やかにしているようだ。

筆者:江島耕太郎(編集部)
画像提供:Getty Images

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