6月11日、北米3カ国(アメリカ、メキシコ、カナダ)共催で行われるFIFAワールドカップ2026が開幕を迎えた。
そのオープニングマッチの舞台となったのは、北中米地域を代表する競技場エスタディオ・アステカ。8万7000人以上を収容できるスタジアムで、開催国の一つであるメキシコと南アフリカの対戦が行われた。
序盤からボールを握って攻め込むメキシコは、前半9分という早い時間に先制点を奪取することに成功する。高い位置でエリック・リラがボールを貰いショートカウンターに繋げ、フリアン・キニョネスがシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。
そして49分には裏への浮き球から飛び出しに成功したブライアン・グティエレスがファウルで倒され、南アフリカのMFシフェフェロ・シトレにレッドカードが提示される。
これによって数的優位となったメキシコはさらに攻勢を強め、67分にはロベルト・アルバラードのクロスからラウール・ヒメネスがヘディングを叩き込み、追加点を奪取。その結果スコアは2-0となり、開催国が開幕戦を勝利で終えることになった。
ただ、話題になったのはこの2点目が入ったあとの出来事だった。84分には南アフリカのMFテンバ・ズワネがVARの判定でレッドカードとなり退場。さらにアディショナルタイムにはメキシコのDFセサル・モンテスも退場となり、両チーム合わせて3人がレッドカードを受ける大荒れの試合になった。
なお、ワールドカップの開幕戦において3枚のレッドカードが出たのは史上初の珍事である。
そしてワールドカップで3枚以上のレッドカードが出たのは史上7回目で、2006年大会の決勝トーナメント1回戦ポルトガル対オランダ以来の20年ぶり。また、3人全てが1発退場だったのは1954年大会の準々決勝ハンガリー対ブラジル以来72年ぶり3回目。
ちなみに、上記のポルトガル対オランダはワールドカップの歴史上唯一となる「4枚のレッドカードが出た試合」でもある。
筆者:石井彰(編集部)
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