ワールドカップの優勝候補に挙げられるイングランド代表が、本大会開幕直後に思わぬトラブルに見舞われた。
イギリスの公共放送局『BBC』は現地時間13日、トーマス・トゥヘル監督率いるイングランド代表は、米ミズーリ州カンザスシティ到着前にトレーニング機材の盗難被害を受けたと報道した。
練習拠点となるスウォープ・サッカー・ビレッジへ輸送中だった車両が何者かに侵入され、ボールやスパイクなどが盗まれた可能性があるという。現地警察は捜査を進めており、すでに2人が逮捕されたと報じられている。
イングランドは17日にクロアチアとのグループリーグ初戦を控えており、盗難がチームの準備に影響を及ぼす可能性もある。現地報道では、一部選手のスパイクや公式球なども被害に含まれている可能性が伝えられており、スタッフは代替品の手配を急いでいるという。
今回の事件は、開催都市カンザスシティの治安面にも改めて注目を集めている。同市では車上荒らしや窃盗などの財産犯罪が比較的多く、近年も企業駐車場で大規模な車両侵入事件が発生している。
また、ワールドカップ開幕直前にはイングランド代表の宿泊エリア近くで銃撃事件が発生し、複数人が負傷していた。市当局は大会期間中の警備強化を進めているが、依然として防犯対策は大きな課題とみられている。
地元当局は各国代表チームの安全確保を最優先事項としており、イングランド代表の滞在先周辺では厳重な警備体制が敷かれている。世界一奪還を目指す「スリーライオンズ」が、この思わぬアクシデントを乗り越えて順調なスタートを切れるか注目される。
筆者:江島耕太郎(編集部)
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