優勝候補のスペイン代表にとって、決して満足できる船出とはならなかったようだ。
スペインメディア『MARCA』は、15日に行われたワールドカップ・グループH第1節のスペイン対カーボベルデ戦(0-0)で、スペイン代表FWミケル・オヤルサバルが不名誉な記録を残したと伝えた。
オヤルサバルはスペインの名門クラブ、レアル・ソシエダで日本代表MF久保建英とともにプレーする主力選手だ。
『MARCA』によると、オヤルサバルは試合開始から30分間、一度もボールに触れられなかったという。1966年以降、詳細なデータが記録されるようになってから、ワールドカップで先発出場した選手が試合開始から30分間でボールタッチがゼロだったケースは初めてとされている。
スペインはボール保持率で大きく上回りながらも、堅固な守備ブロックを敷くカーボベルデを攻略できず、攻撃のテンポも上がらなかった。その結果、最前線に入ったオヤルサバルは相手守備陣に完全に封じ込められ、試合序盤は存在感を発揮できなかった。
前半終盤になるとオヤルサバルも徐々に試合に関与。2本のシュートを放ち、そのうち1本は枠内を捉えた。得点期待値も0.32を記録しており、試合後半に向けて状態を上げていたと同メディアは伝えている。
一方で、同紙はFWフェラン・トーレスに厳しい評価を下した。2度の決定機を逃し、1本はクロスバー、もう1本はカーボベルデ代表GKヴォジーニャの好守に阻まれた。優勝候補と目されるスペインだが、初戦では攻撃陣が本来の破壊力を発揮できなかった形だ。
日本代表の久保と同じクラブで活躍するオヤルサバルが刻んでしまった思わぬ記録は、スペインの苦戦を象徴する出来事として大会序盤の話題となっている。
筆者:江島耕太郎(編集部)
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