アメリカの税関・国境警備局(CBP)は18日、ヒューストン・ガルベストン港のチームが「FIFAワールドカップ2026の商標権を侵害したスポーツウェアやサッカーボール、玩具、香水などの偽造品を大量に差し押さえた」と発表した。

CBPの発表によれば、今回押収された偽造品の評価額は合計で600万ドル(およそ11億円)以上にのぼっているという。

差し押さえられた物品の内訳は、Adidas風のサッカーユニフォーム約1万2000着、FIFA公式ロゴ入りのようなサッカーボール4500個、スポーツシューズ約4400足。さらに、FIFAのロゴが不正に使用されたApple風のスマートウォッチやイヤホンのコピー品、さらに大会に関連する玩具や香水なども含まれていたとのこと。

CBPはこれまでもスーパーボウルやワールドカップといったビッグイベントを前に、過去の傾向分析や情報収集を日常的に実施しており、偽造グッズの取り締まりを行ってきた。今回の摘発は、2026年W杯に関連する商標権や著作権を侵害した貨物を受け取ろうとした人物を対象に行われたという。

そして、これらの貨物のほとんどは中国から発送されたもので、アメリカ国内および国外の拠点へ送られる予定だったという。

CBPのエリアポートディレクターを務めるトーマス・マーン氏は、「我々は低品質で危険な可能性もある偽造品から消費者を守る役割を非常に重視している」とコメントしている。

さらに、「インターネットを通したショッピングサイトの爆発的な普及により、消費者は常に購入先を意識する必要がある。犯罪ネットワークは巧妙にファンを欺き、経済に悪影響を及ぼしている」と警鐘を鳴らした。

現在、偽造品の摘発の90%以上は国際郵便や速達便で発生しており、小規模なパッケージで持ち込まれるケースが増加している。これらは健康や安全面でもリスクが高いことから、CBPは信頼できるショップから購入するよう呼びかけている。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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