アメリカ・カナダ・メキシコで開催中のワールドカップ。
ベルギーはグループGでここまでの2試合はいずれも引き分けとなっている。
そのベルギー代表ではジェレミ・ドクの子供誕生をめぐる騒動が起きた。
ドクは強豪マンチェスター・シティに所属する24歳のスター選手で、エジプトとのワールドカップ初戦には先発出場していた。
『Sporza』などによれば、ドクは妻の出産に立ち会うためにチームからの了承を得て、チームを一時離脱して、ロンドンへ向かったという。そのため、21日のイラン戦は欠場した。
ドクは「時期にもよるけれど、第一子なので絶対に立ち会いたい。希望を聞かれれば、第一子の誕生を見逃したい人など誰もいないと答える」と語っていたが、本大会中のチーム離脱には一部から批判が起きた。
仏『L'Equipe』の女性司会者フランス・ピエロンは、こう言い放ったそう。
「(ワールドカップ出場という)子供の頃からの夢を叶えているというのに、そのすべてを放り出して子供の誕生に立ち会う…。
(出産は)嫌な瞬間、父親なんて完全に使い物にならない。ただ手を握って写真を撮るくらい」
この発言に元女子選手が「恥を知れ。ワールドカップに出場した経験があり、かつ出産も経験した者として言わせてもらうと、これまでの人生で行った最も困難なこと、そして最も誇りに思っていることは、出産。夫がそばにいなかったら、どうやってそれを乗り越えられたかわからない」と反発するなど炎上。
その後、『L'Equipe』は、この発言は自分たちの価値観からはかけ離れたものだと謝罪。ピエロン本人も謝罪したが、担当番組のシーズンが終了する7月3日までは出演させない方針となった。
ドクの第一子は無事誕生し、彼はチームに再合流する。
チームドクターは「すべてが順調に進み、母子も父親も元気。ジェレミは(火曜)夕方にシアトルでチームに合流する予定」としている。
また、「ドクが呼吸器感染症のために抗生物質を服用していたことも確認されている。(イラン戦の欠場理由とされた)体調不良はチームを離れるための単なる口実ではなかった」とも伝えられている。
現在3位のベルギーは、26日には決勝トーナメント進出をかけてニュージーランドと対戦する。
筆者:井上大輔(編集部)
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