韓国のイ・ジェミョン大統領は28日、自身のXを更新。

北中米ワールドカップでグループリーグ敗退となった韓国代表のホン・ミョンボ監督を厳しく非難した。

文化体育観光部長官の投稿を引用し、「能力より身内(味方・派閥)を重視した無能な人物を指揮官に選べば結果は目に見えている」と指摘。「人事が万事であることを再確認した」とつづり、韓国サッカー協会の任命プロセスに問題があったと暗に批判した。

韓国代表は今大会、チェコに2-1で勝利したものの、メキシコ、南アフリカに立て続けに0-1で敗れ、1勝2敗・勝点3・得失点差-1でA組3位に終わった。

今大会は各組3位の上位8チームが決勝トーナメント進出可能だったが、最終日の他グループ結果(コンゴ民主共和国の勝利など)により3位通過ラインから外れ、グループリーグ敗退が確定した。ボール支配率は高かったものの、攻撃の停滞や戦術的な準備不足、ソン・フンミンのベンチスタートなどの」選手起用が批判を集めた。

ホン監督は試合後、自らの責任を認めつつも、任命時の「コネ重視」疑惑が再燃した形だ。

イ大統領は率直な発言と改革志向で知られるが、今回のX投稿は国家元首として異例の監督個人批判として波紋を呼んでいる。

日本では首相や大統領級がスポーツ監督の人事や采配を公の場で「無能」と断じるような事態はあまり目にしない。政治とスポーツの線引きを厳しく守る文化の中で、こうした直接介入は「政界の内紛をサッカーに持ち込んだ」と見なされかねないからだ。

韓国国内でも「内ロ南不(自分に都合のいい基準)」との反発が起きている。韓国代表の再建が、単なる監督交代を超えた組織改革につながるのか注目だ。

筆者:江島耕太郎(編集部)
画像提供:Getty Images

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