ベネズエラを襲った大地震が、サッカー界にもあまりにも悲しい別れをもたらした。
イギリスメディア『CNN』スペイン語版は現地間29日、ベネズエラ2部のマリティモ・ラ・グアイラに所属するアルゼンチン人MFルーカス・トレホが、今回の地震で妻ヤニナさんと2人の子ども、アーロン君とアイノアちゃんを亡くしたと報じた。
38歳のトレホは地震発生当時、首都カラカスでチームのトレーニングキャンプに参加しており、発生直後に自宅のあるラ・グアイラへ急行。
しかし、自宅があった建物は完全に倒壊しており、自ら瓦礫の中を捜索しながら重機の投入を求め続けた。
チームメートや友人たちもSNSを通じて支援を呼びかけていたが、懸命な捜索は実らず、クラブは「かけがえのない家族を失った」と訃報を公表。「ルーカス、あなたは一人ではない。マリティモ・ラ・グアイラの家族はあなたとともにいる」と追悼のメッセージを送った。
今回の地震では1400人以上が死亡し、数千人が行方不明となっている。
さらに、U-17ワールドカップ出場経験を持つ18歳の有望株イムベルト・ベロテランや、若手選手ビクトル・パラシオス、ラザン・シジャーらも犠牲となるなど、ベネズエラサッカー界は深い悲しみに包まれている。
グラウンドの外で起きた突然の悲劇は、多くの命と未来を奪った。トレホ一家、そして震災で命を落としたすべての人々の冥福を心から祈りたい。
筆者:江島耕太郎(編集部)
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