ワールドカップでまさかのベスト16敗退となったブラジル代表。ノルウェーに敗れてベスト16で姿を消した「サッカー王国」には、母国でも大きな批判が集まっている。

かつてブラジル代表として1994年、2002年のワールドカップ優勝を経験した名SBカフーが『Daily Mail』で母国代表の敗退について語っていた。

「残念ながら、今回のワールドカップでの結果は我々が期待していたものではなかった。ブラジルは常に非常に尊敬されるチームだ。世界王者にもなってきた。ただ、今回のワールドカップでは素晴らしくなかった。それは事実だ。ブラジル代表は我々が望んでいたよりも悪いパフォーマンスだった。

ただ、私はいつも言っている。サイクルは始まり、サイクルは終わるもの。そして2030年のブラジル代表のサイクルは、今始まったのだ。このワールドカップで何がうまくいったのかを考え、何が間違っていたのかを修正することだ。

それは一瞬で済むような話ではないんだ。1試合の結果だけで、4年間の仕事をすべて投げ捨てるわけにはいかないからね。

偉大なアイドル、大きなスター、スポーツや人生で成功した人々も、いつかは皆引退するものだ。息子は父になり、父は祖父になり、祖父は曾祖父になる。世代は続いていく。ネイマールはサッカーに大きな遺産を残した。彼は偉大な選手として引退する。我々はこれからも彼を恋しく思うだろう。

世代を比較することは本当にはできない。私の世代を70年代と比べることはできないし、70年代を80年代と、80年代を90年代と比べることもできないんだ。

それぞれが勝者の世代であり、サッカーの歴史を作った世代だった。我々の世代は3大会連続でワールドカップ決勝に進んで歴史を作った。そして、2030年の世代にも同じようなインパクトを残してほしい」

2002年以来、ワールドカップ優勝から遠ざかっているブラジル。世界中に散らばる数々のタレントを抱えながら、代表チームとしての完成度や勝負強さが乏しい状況が続いている。

カフーはこの大会が2030年に向けてのスタートになると指摘し、代表を離れることを示唆したネイマールのあとの世代に大きな期待を持っているようだ。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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