ワールドカップ4度の優勝を誇るイタリアだが、最近は3大会連続で予選敗退と低迷している。

そのイタリアの公共放送『RAI』などによれば、現地でスポーツ記者が殺害され、遺体が焼かれる謎めいた事件が起きたという。

亡くなったのは、53歳のルカ・エスポージト。

サレルノ県エボリ近郊の田園地帯で、サッカーを中心に取材活動をしてきた同氏の遺体が焼損した状態で発見された。

現場付近で薬莢が発見されたことから、捜査当局は、銃撃された後に火を放たれたものと見ている。

同氏は自身の車で現場まで来ており、車のキーはポケットに入っていた。捜査当局は、彼が誰かと会う約束をしていたか、あるいは別の人物と一緒に現場に来たのではないかと見ている。

ただ、遺体が発見されたのは夜間には特に人通りがない孤立した場所で、監視カメラなどは設置されていないため、捜査が難航する可能性もあるようだ。

5時間に及ぶ司法解剖が行われ、殺害前に激しい暴行を受けて複数の骨折を負っていたことも判明。焼壊は犯行を隠滅するために行われた可能性が高いとのこと。

同氏の姉妹2人は、胸が張り裂けそうと悲痛な思いを口にしている。

「敵?自分の知る限りいない。彼に危害を加えようとする人など誰もいなかった。

彼は穏やかな性格で、何かに悩んでいるような様子もなかった」

現地でも「恐ろしい殺人」と報じられているこの事件の捜査は、スポーツジャーナリズム界に加え、個人で行っていたという環境問題の調査活動にも当てられている模様。

一方で、当局は、著名なスポーツジャーナリストとしての活動と今回の事件との関連性を否定し、個人的な動機を中心に捜査を進めているとの話もある。

筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images

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