猛暑とどう向き合うか。2026-27シーズンのJリーグは、選手の安全確保を最優先に据えた新たな暑熱対策ルールを導入する。

Jリーグは23日、2026-27シーズンの飲水タイム、クーリングブレークの実施基準を発表した。

発表によると、暑さ指数(WBGT)31℃以上では前後半いずれも25分から30分の間に3分間のクーリングブレーク、28℃以上31℃未満では1分間の飲水タイムを実施する。

また25℃以上28℃未満ではいずれかのチームが希望すれば、22℃以上25℃未満では両チームが希望した場合に1分間の飲水タイムを設ける。

Jリーグは、8月7日から30日までを「コア夏季期間」とし、原則としてWBGTにかかわらず飲水タイムを実施する予定だ。25℃以上28℃未満で「両チーム合意」だった従来の運用を、「いずれかのチームの希望」で実施できるよう緩和した点も変更点だ。

一方で、北中米ワールドカップで全試合に導入された「ハイドレーションブレーク」は採用しないと明言し、一線を画すことを伝えた。

同大会では気温に関係なく、前後半22分前後に3分間の休憩を設け、選手の水分補給を義務化。FIFAは暑さ対策として導入した一方で、今後の継続については大会後に検証するとしている。

一方、Jリーグはこれを採用せず、WBGT(暑さ指数)を基準に飲水タイムやクーリングブレークを実施する従来の方式をアップデート。日本の気候に合わせた独自の暑熱対策を進める形となった。

日本でも気象庁が今年4月、最高気温40℃以上の日を「酷暑日」と正式に定めるなど、極端な暑さへの警戒は一段と高まっている。

年々厳しさを増す夏の環境下で、Jリーグは独自の暑熱対策を進化させ、安全な試合開催と競技性の両立を目指していく。

筆者:江島耕太郎(編集部)
画像提供:Getty Images

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