J3のギラヴァンツ北九州は5日、8月1日(土)に行われた天皇杯の福岡県代表決定戦・福岡大学戦で発生した一連の事案について、福岡県サッカー協会規律委員会による処分内容とクラブの内部調査結果を公表した。

問題となった試合はミクニワールドスタジアム北九州で開催され、天皇杯出場をかけた一戦として注目を集めた。試合は最終的にギラヴァンツ北九州が3-2で勝利している。

同規律委員会は今回、終了間際の90+6分に退場処分を受けたFW永井龍に対し、2試合の出場停止処分を決定。処分は天皇杯で消化し、消化できない場合は直近の公式戦に持ち越される。

クラブも独自に映像などを用いた内部調査を実施。その結果、吉長真優、永井、平松昇の3選手に対し厳重注意と指導を行った。

吉長は主審の笛が鳴った後に不要にボールを蹴り出した行為、永井は相手選手のユニフォーム背部をつかんで引っ張った行為、平松は両チームの選手が接触する中で相手選手を後方から押した行為が、それぞれ相手へのリスペクトを欠くものと判断された。

一方でクラブは、SNSなどで拡散されていた「永井が相手選手の首を絞めた」とする内容については、調査の結果「90+6分の接触場面で永井による乱暴行為は確認されなかった」と明言。退場処分の対象となった一連の行為と、首を絞めるような行為は別であるとの認識を示した。

またクラブは、試合後に一部選手や家族、福岡大学関係者に対する誹謗中傷や人格を否定する投稿がSNS上で確認されているとし、冷静で節度ある対応を呼び掛けた。悪質な誹謗中傷や脅迫行為については、関係機関と連携し、法的措置を含めた厳正な対応も検討するとしている。

強化部長の池元友樹氏は、「試合が緊迫した状況であっても、相手選手へのリスペクトを欠く行為や事態を拡大させる行為は決してあってはならない」と謝罪し、選手・スタッフへの教育を徹底して再発防止と信頼回復に努める考えを示した。

永井も自身のXでコメントを発表。「相手選手の背中を掴んだ事、詰め寄った事は事実ですし、それが退場に繋がった事だと思っています。浅はかな行動だったと思います。人として、サッカー選手として深く反省しています。申し訳ありませんでした」と謝罪。

その一方で、「公式からも発表があったように、自分は首を絞めるような行為は一切していません。そこは強く否定させてください。それが妻や子供達を守れる唯一の行動だと思っています」と説明し、家族にまで誹謗中傷が及んでいる現状に触れ、「誹謗中傷は本当に人の心を傷つけます。やめてください」と訴えた。

最後に「今回の事を深く反省し、今まで以上に精進していきます。引き続き応援よろしくお願いします」と再出発への決意を示している。

今季から37歳の田中遼太郎監督が就任したギラヴァンツ北九州。今週末のJ3開幕戦では、8日(土)にFC琉球とアウェイで対戦する。

筆者:奥崎覚(編集部)

試合だけでなくユニフォーム、スパイク、スタジアム、ファン・サポーター、カルチャー、ビジネス、テクノロジーなどなど、サッカーの様々な面白さを発信します。現場好き。週末フットボーラー。

This article is a sponsored article by
''.