JFLのY.S.C.C.横浜は6日、三枝寛和監督が8月4日付で双方合意のもと辞任したと発表した。

クラブは、2024年以来のJリーグ復帰を目指しているが、目標達成に向けた協議の結果、指揮官の交代を決断。ひとまず砂川太希コーチが暫定監督としてトップチームの指揮を執り、クラブは8月30日(日)にホームのニッパツ三ツ沢球技場で行われるFCティアモ枚方との今季JFL開幕戦に向けて、新加入選手と既存戦力の融合を進めながら、新体制で巻き返しを図る。

三枝監督は神奈川県出身の45歳。ドイツでの指導経験や愛媛FCアカデミーなどを経て、2019年からY.S.C.C.でトップチームヘッドコーチを務めた。その後はアカデミーダイレクターやジュニアユースコーチ、セカンドチーム監督を歴任し、2025年には地域リーグのアルテリーヴォ和歌山を指揮。今年から古巣へ戻り、トップチーム監督に就任していた。

三枝監督は退任に際し、「いつもY.S.C.C.を応援し、支えてくださっているYSファミリーの皆様、パートナー企業の皆様、そしてどんな時も温かいご声援をいただいたサポーターの皆様、本当にありがとうございました。この度、監督を退任することとなりました」と報告。「このクラブを助けたいという思いで、本気で向き合い、全てを捧げたいと思えるかけがえのない仕事でした。だからこそ、志半ばでクラブを離れることには大きな心残りがあります」と胸中を明かした。

さらに「自分自身の指導者としての力や、チームを思い描いた結果へと導くための覚悟には、まだまだ届かない部分がありました。結果に対する全ての責任は自分自身にあります」と責任を受け止め、「それでも選手たちとともに歩んだ日々や積み重ねてきたプロセスへの誇りは揺らぐことはありません」と振り返った。

また、苦しい状況でも戦い続けた選手やスタッフへの感謝に加え、小学生時代から支え続けてくれた吉野次郎会長への謝意も述べ、「Y.S.C.C.という素晴らしいクラブの一員として戦えたことは私の誇りです。クラブの今後の発展と選手たちの未来が輝かしいものになることを心から願っております。本当にありがとうございました」と、クラブへの思いを込めたメッセージで締めくくった。

Y.S.C.C.は2025年から再びJFLを戦っているが、昨季は序盤から苦戦が続き、昇格ではなく残留争いを強いられた。そうした状況の中で、クラブは「J3昇格という目標を実現するための苦渋の合意と決断」と説明し、長年にわたりトップチームとアカデミーの双方に貢献してきた三枝監督への感謝を表明している。

筆者:奥崎覚(編集部)

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