ウガンダ代表に招集された経験を持つサッカー選手デイヴィッド・オウォリが、首都カンパラで強盗に襲われ、27歳の若さで死去したとのこと。

『Guardian』や『The Sun』などによると、その事件が起きたのは8月4日夜のこと。ウガンダ・プレミアリーグのSCヴィラでキャプテンを務めていたオウォリは、カンパラのマキンディエ地区にある自宅近くで、複数名で構成された強盗グループに襲撃されたという。

犯人グループは、オウォリの携帯電話や所持品を奪おうとしたとのこと。目撃者の証言では、その後オウォリはスマートフォンを渡すことを拒んで抵抗したため、犯人たちは路上にあった舗装用の石で彼を殴打し、意識を失った状態で放置して逃走したという。

その後通行人が倒れているオウォリを発見し、近くの医療施設へ搬送した。彼はそれからカンパラ市内の別の病院へ移されたものの、翌5日に死亡が確認された。

カンパラ首都圏警察の広報担当者は、オウォリが発見された際にはすでに意識がなかったと説明している。

SCヴィラは主将の死去を受け、声明を発表した。

「襲撃を受けた後、治療を続けていたキャプテン、デイヴィッド・オウォリが早すぎる死を迎えたことを、深い悲しみとともにお知らせします。この凶悪な犯罪の実行犯を緊急に追跡し、逮捕し、法の裁きを受けさせるよう、治安当局と捜査機関に求めます」

クラブは、オウォリについて「ピッチ内外で尊敬されたリーダー」であり、そのプロ意識やクラブへの情熱が、チームメイトとサポーターへ大きな影響を与えたと追悼している。

オウォリは右サイドバックと中盤でプレーできる選手だった。2016年にウガンダの強豪ヴァイパーズSCでシニアキャリアを始め、その後はスペインのベレスCF、スウェーデンのウツィクテンBKでもプレーした。

そして母国へ戻ってからはSCヴィラの中心選手となり、2023-24シーズンにはクラブをウガンダ・プレミアリーグ最多記録となる17度目の優勝へ導いている。

ウガンダ代表では出場機会こそなかったものの、2021年アフリカネーションズカップ予選でメンバーに招集された経験を持っていた。セントラルミッドフィルダーを本職としながら、右サイドバックやワイドアタッカーもこなす多才で規律に優れた選手だったという。

ウガンダのスポーツ界では近年、暴力事件による選手の死が相次いでいる。2026年6月には、ウガンダのラグビー代表選手シドニー・ゴンゴディオが、窃盗犯と誤認した群衆から暴行を受けて死亡したとされる。

ウガンダ国家スポーツ評議会は、オウォリの事件を受けて「ウガンダのスポーツ界は、最近このような悲劇に何度も見舞われている」と声明を発表。犯人の処罰だけでなく、同様の事件を防ぐための恒久的な解決策を求めているようだ。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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