かつては久保建英とともに天才少年として注目された中井卓大。
世界的名門レアル・マドリーに若くして引き抜かれると、ブラジル代表マルセロの度肝を抜くほどのテクニックを見せ、下部組織で育成された。
昨夏には11年過ごしたレアルを退団して、スペイン5部レガネスBへ移籍。そして、この夏にスペインを去り、J2のFC今治へ電撃移籍した。
FC今治は元日本代表監督の岡田武史氏が運営にかかわっており、四国リーグ、JFL、J3、そして、J2と昇格を続けてきたクラブ。
スペイン人のアベル・モウレロ・ロペス監督が率いる今治は、9日のJ2開幕戦でいわきFCと対戦。中井は先発起用されると後半42分までプレーした。
試合は中井と同じ22歳のFW熊田直紀が2ゴールを決めたいわきが2-1で勝利。今治はボール保持率こそ上回ったものの、得点はブラジル人FWエジガル・ジュニオの1点どまり。
Jリーグ公式によれば、Jリーグデビューとなった中井は、試合後にこう話していた。
「今日の試合の感想で言うと、フィジカルでハイプレスをしてくる相手で、なかなかあそこまでハイプレスが来るとは思わなかったですし、本当に前半は自分は何もできていませんでした。
不完全燃焼の前半ではありましたし、後半からは徐々にチームも僕もボールをもらえるようになったので、徐々に良くなっていきました。
ハイプレスで強度は高かったんですけど、逆にうまく利用できていたというか、うまく操れていたと思う場面もありました。
あと5~10分あったら、ワンプレー、ツープレーぐらいは良いプレーをしてチャンスを作れたのかなとも思っています。
ただ、監督の判断ですし、本当に監督にはリスペクトしかありません。
試合後に監督とも話していたんですけど、『本当は代えるつもりはなかった。ただ、負けていたので、前にやらないといけなかったという部分で代えた』と説明されて納得できました」
前半は苦しんだが、後半に盛り返せたと感じたようだ。
一方、指揮官は「相手が本当に後ろから前に力強いプレッシングをしてきて、自分たちのサッカーがなかなか出せなかった。ただ、後半はフォーメーションを少し変えて、中央に人数を1人増やしてダイヤモンドを作った。その中でボールを保持する時間が増えていった」と語っていた。
今治は15日にRB大宮アルディージャと対戦。ホーム開幕戦となる一戦で中井が活躍できるのか注目だ。
筆者:井上大輔(編集部)
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