オランダサッカー協会(KNVB)は12日、スペイン人のチャビ・エルナンデス氏がオランダ代表の新監督に就任すると発表した。
先日のFIFAワールドカップ2026ではグループステージで日本と対戦し、2度のリードを奪いながら終盤に鎌田大地の同点ゴールを許して2-2と引き分けたオランダ。日本代表が一度も勝ったことが強豪国の一つだ。
46歳のチャビ氏は、2030年ワールドカップまでの契約を締結し、2026年大会後に退任したロナルト・クーマン氏の後任としてチームを率いることになる。
新監督となるチャビ氏は、現役時代にバルセロナで17シーズンを過ごし、ラ・リーガ8回、UEFAチャンピオンズリーグ4回など数々のタイトルを獲得。スペイン代表でも2008年と2012年のEURO、2010年ワールドカップ優勝を経験した。
指導者としては2019年にアル・サッドでキャリアをスタートさせ、2021年11月に古巣バルサの監督へ就任。2022-23シーズンにはスペイン・スーパーカップとラ・リーガを制している。
自身もバルセロナの下部組織出身であるチャビ氏は、オランダサッカーとの縁を強調。「ヨハン・クライフやリヌス・ミケルスの影響を強く受けた」とし、ルイス・ファン・ハールやフランク・ライカールトといったオランダ人監督からも大きな影響を受けたと説明した。
オランダが掲げる「ポゼッションを基盤とした攻撃的なサッカー、創造性、情熱、信念」に魅力を感じており、そうしたスタイルで勝利を目指す考えを示している。
チャビ監督の就任を受け、トッテナムに所属するオランダ代表FWチャビ・シモンズがXで反応。バルセロナの下部組織に在籍した経験を持ち、同じXaviの名前を持つ2003年生まれの23歳は、「僕の名前にインスピレーションを与えた名前。オランダへようこそ、チャビ・エルナンデス監督」と投稿した。
チャビ・シモンズはクーマン体制下でオランダ代表の主力を担ってきたが、今年4月に前十字靱帯を負傷し、W杯出場を逃していた。
KNVBのナイジェル・デ・ヨング強化部門責任者は、選手としてW杯やCLを制した実績に加え、攻撃的かつ主導権を握るサッカーという理念が代表チームの方向性と一致すると評価。新体制のスタッフにはオランダ人の知見も加える方針で、チャビ新監督のもと、2030年ワールドカップを見据えた新たな代表チーム作りが始まる。
筆者:奥崎覚(編集部)
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